※2014年12月撮影

トップ画像は、久大本線小野屋駅、保線車両の向こうに古い「小野屋倉庫」(その後解体されて現存しません)この駅は、地名では無く駅近くにあった「小野屋酒店」の屋号から駅名が採られたという珍しい駅です。

久大本線、豊後森駅です。奥に見えているのは横山(1,037m)でしょうか。右には豊後森機関庫が見えます。

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※2014年12月撮影

駅名標。前年2013年(平成25年)観光列車「ななつ星 in 九州」の運行に合わせて水戸岡鋭治さんとドーンデザイン研究所による駅の改修が行われたので駅名標も他のJR九州仕様とは異なっています。奥に玖珠町のシンボル伐株山(685.5m)と万年山(1,140m)、頂上部分が平らなメサ(卓状台地)。

※2014年12月撮影

豊後森駅は1929年(昭和4年)開業。奥に大分自動車道の高架が見えています。

※2014年12月撮

国の登録有形文化財、豊後森機関庫と転車台。この翌年、2015年(平成27年)「豊後森機関庫ミュージアム」が開設され、国鉄9600形蒸気機関車(29612号機)が静態保存されます。筆者は、2019年(令和元年)3月にゆっくり訪れています。

※2014年12月撮影

豊後森のお隣、恵良駅です。1929年(昭和4年)開業。1984年(昭和59年)に廃止された宮原(みやのはる)線26.6kmがこの駅から分岐、肥後小国駅まで結んでいました。運行は豊後森駅から肥後小国駅間でした。

※2014年12月撮影

終点の小国町は高原の人口の少ないエリア。しかも1955年(昭和30年)の16,467人をピークに、宮原線が廃止された直後の1985年(昭和60年)に10,464人、2015年(平成27年)には、7,187人とピーク時の半分以下に減少しています。(国勢調査)

恵良駅ホームの横にかつての宮原線の線路?

※2014年12月撮影

久大本線で最も有名な駅と言えば、由布院駅でしょうか。1925年(大正14年)北由布駅として開業、1950年(昭和25年)由布院駅に改称されています。1990年(平成2年)には建築家磯崎新さんデザインの新しい駅舎が完成。

※2014年12月撮影

観光列車「ななつ星 in 九州」が停まっていました。初めて実車を見ました。

※2014年12月撮影

7両編成で約30億円のコストをかけて77系客車を改造しています。牽引するディーゼル機関車は含まないコストです。ピカピカなので車体に写り込みます。貧乏な筆者には無縁の豪奢な鉄道旅です・・・。

※2014年12月撮影

これが筆者の乗っている大分行、由布院行と列車交換。

※2014年12月撮影

由布院には1978年(昭和53年)買っもらったばかりのVW GOLFで来た事があります。筆者が大学生だった40年以上昔です。当時は「湯布院映画祭」が開催される前の本当に鄙びた田舎の温泉地でした。人の気配も希薄で、本当に静かな錦秋湖を一周しました。湖畔には地元の人が入る無料の温泉があって子供たちと一緒にお湯に浸かりました。無臭の熱い温泉でした。泊まった国民宿舎(現存しません)の床が傾いていてコップが転がったのを思い出します。現在の賑わいには驚くばかり。個人的には昔の由布院の方が好きですが・・・。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格などは2014年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)