※2015年8月撮影

トップ画像は、39番目に訪れた盲腸線終端駅長門本山駅に停まる国鉄123系直流電車。クモハ123-5です。

左は長門本山駅ホームから終端部。右は到着前の前面展望。県道354号線を挟んで山陽小野田市の本山公民館、ドリーム体育館があります。盲腸線の終着駅独特の佇まいです。

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※2015年8月撮影

駅名標。1937年(昭和12年)本山駅として開業。1941年(昭和16年)長門本山駅に改称。1943年(昭和18年)国有化。1959年(昭和34年)に海側にあった本山炭鉱が閉山されるまでは、石炭積出の線路が炭鉱まで伸びていて駅の周囲には炭鉱住宅が大量に並んでいました。1日17往復の列車が運行されていたのです。

※2015年8月撮影

6時59分長門本山駅着の列車は7時10分、雀田駅に戻って行きます。

※2015年8月撮影

待合室の時刻表。7時10分の後、38分は宇部新川行。その後は18時38分の宇部新川行でお仕舞い。1日3本しか列車は来ません。そしてこの時に気付くべきだったのです。10分発で雀田駅に戻った列車はもう一度長門本山駅まで来て、宇部新川に向かうのです。

※2015年8月撮影

地元の女子校生、夏休みの登校日かな。長門本山駅まで乗って来てそのまま戻って行く鉄道ファンしか乗っていなかったので少しホッとしました。

※2015年8月撮影

7時10分の列車で雀田駅まで戻りましたが、結局同じ列車が長門本山駅まで行って宇部新川行になるので雀田駅周辺を少し撮影した後は暑いので列車の中で涼みました。雀田駅に来た小野田線小野田行。

※2015年8月撮影

長門本山駅まで行って7時38分の列車で宇部新川駅に向かいます。雀田駅から1.3kmで長門長沢駅。1929年(昭和4年)開業。1943年(昭和18年)国有化され長門長沢駅に改称。

※2015年8月撮影

余談の類ですが、長門長沢駅近くに「山陽小野田市立山口東京理科大学」があります。東京理科大は東京にあるので知っていますが、山陽小野田市立と言うコトは公立大学です。成る程、経緯を調べて納得しました。長くなるので省略します。興味のある方は「山陽小野田市立山口東京理科大学」で検索してください。

長門長沢駅から0.7kmという短い駅間で妻崎駅。1929年(昭和4年)開業。島式ホーム1面2線で列車交換できます。古い木造駅舎がありました。

※2015年8月撮影

妻崎駅から2.5kmで居能駅。小野田線の正式な起点駅ですが、隣の宇部新川駅が運転系統での発着駅です。1929年(昭和4年)開業。宇部新川駅と岩鼻駅は宇部線です。宇部線宇部新川駅~宇部駅間がJR線でわずかに残っている筆者の未乗区間です。JR西日本だと関西空港線も未乗。

※2015年8月撮影

居能駅から1.8kmで宇部新川駅。8時8分着。長門本山駅からちょうど30分。小野田線はこの駅までです。

※2015年8月撮影

宇部線の新山口行に乗り継ぎます。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)