陰翳礼賛な朝の風景【50代なら鉄道趣味っす】

2020.12.07

※2015年12月撮影

トップ画像は、芸備線、落石避け覆道(ロックシェッド)あるいは土砂・土石流用のアースシェッド? 中国山地の谷沿いに走る芸備線。地盤が脆弱な場所も多く制限速度区間がたくさんあります。

昨日乗った福塩線も同様。府中駅から塩町駅までの54.4kmを94分かけて走りましたから、表定速度は37.7km/h。芸備線の方は塩町駅から備後落合駅までの38.6kmを67分、表定速度はさらに遅い34.6km/hです。特に比婆山駅~備後落合駅間の5.6kmは制限速度区間が多く15分かかりますから表定速度は22.4km/h。2009年(平成21年)のクリスマス・イヴ、乗客は筆者一人という状況で備後落合駅から比婆山駅までの区間、運転士さんは「雨や雪の夜、たった一人(乗客がいないことが多いそうです)でノロノロと人家のない山の中を走るのは正直怖いですよ~」と言ってました。

山ノ内駅から3.0kmで七塚駅。1923年(大正12年)開業。単式ホームとホーム上の待合室というシンプルな駅ですが、トイレだけ立派です。今上天皇が皇太子(弟と同じ年齢なので浩宮さんの方が通りが良い)だった1998年(平成10年)に雅子さん(現・皇后)と一緒に国営備北丘陵公園を訪問した際に駅のトイレが新築されたそうです。

※2015年12月撮影

七塚駅から1.7kmで備後三日市駅。

※2015年12月撮影

駅名標。1930年(昭和5年)三日市停留場として開業。1933年(昭和8年)の国有化に際して駅に昇格。備後三日市駅に改称。

※2015年12月撮影

備後三日市駅から2.0kmで備後庄原駅。下り列車が駅舎側の単式ホームに停まっています。

※2015年12月撮影

上り列車は島式ホーム3番線に入ります。

※2015年12月撮影

下りホーム側の備後庄原駅木造駅舎(1933年/昭和8年建造)が魅力あるんですよ。しかし、そろそろ午前7時半ですが、まるで夕方の様です。

※2015年12月撮影

芸備線は、西城川に沿っています。ここも地盤が脆弱なのでしょうか。

※2015年12月撮影

備後庄原駅から6.2kmで高駅。交換設備が撤去されていますがかつての相対式ホームが残っています。1934年(昭和9年)開業。暗くて駅名標の撮影に失敗しました。駅所在地の広島県庄原市高町の地名です。「高」という漢字一文字の駅名に惹かれます。

※2015年12月撮影

高駅から4.9kmで平子駅。左(西)側には国道183号線が並走しています。

※2015年12月撮影

駅名標。1952年(昭和27年)開業。

※2015年12月撮影

ここから340mは制限速度25km/h区間です。

※2015年12月撮影

平子駅から4.2kmで備後西城駅。1934年(昭和9年)開業。

※2015年12月撮影

相対式ホーム2面2線。上りホームはだいぶ手前まであります。霧と言うよりも雨滴が大きく落ちてきました。要は雨降りです。(泣)

※2015年12月撮影

下りホーム側にある開業以来の木造駅舎には美容院が入っています。

※2015年12月撮影

何やら谷崎潤一郎の陰翳礼賛をボンヤリ思い浮かべてしまう様な暗い朝ですねぇ。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)


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