砂の器 舞台は陰鬱な空【50代でも鉄道趣味】

2020.12.13

※2015年12月撮影

トップ画像は、八川駅手前の前面展望。車両の写真が無いのです。でも申し訳ありませんが、仕方ないのです。そもそもこの鉄道旅の写真は筆者個人の記録用で撮ったものなのです。その上、木次線は列車交換がほとんど無いので車両の写真が撮れないのです。苦しまぎれですが御宥恕ください。

出雲坂根駅、ホーム側からの駅舎。新しいのでキレイです。駅の正面に行く時間はありませんでした。

※2015年12月撮影

地元では、寿命100年を越える古狸が好んで飲んでいた湧き水を里人も長寿の霊水として飲み始めたことが始まりで、人々が「延命の水」と呼んだことが伝えられているそうです。それで狸の置物がたくさん並んでいるのですね。島根県名水百選の一つに選ばれています。

2009年(平成21年)に来た時は乗客が筆者一人だったので運転士さんと仲良くなって「良いから飲んでおきなさい」と言われて飲みました。今回も運転士さんが「飲みたい人は待っていますから急いで飲んできてください」と待ってくれました。同じ木次行に乗っているお客さん、お先にどうぞ。

※2015年12月撮影

駅名標を撮り損ねました。乗客全員(3人)が延命の水を飲んで走って帰ってきた途端に発車したのです。車窓から撮ったこちらもホームに立てられていました。駅は標高560m。

※2015年12月撮影

シーサス・クロッシングに向かって走り出しました。

※2015年12月撮影

木次行は左に進みます。右は備後落合方面。

※2015年12月撮影

右の勾配標30パーミルは既に見ましたが、宍道方面への下りの勾配標も30パーミル!勾配標の奥に「ブレーキ圧力注意」という黄色い表示。

※2015年12月撮影

ここから50mは50km/h制限。

※2015年12月撮影

ここも300m、30km/h。木次線には貨物列車の表示はありません。

※2015年12月撮影

木次線に廃駅はないのですが、明らかに人工物のホーム的なものが右側に朽ちて放置されています。長さもホーム的。いったい何でしょうか?

※2015年12月撮影

八川駅予告票。砂の器のことを考えていたら陰鬱な空模様になってきました。

※2015年12月撮影

出雲坂根駅から7.0kmで八川駅。右奥に相対式ホームだった頃の元ホーム跡が残っています。

※2015年12月撮影

木次線の亀嵩駅は、松本清張の「砂の器」で重要な舞台になっています。松本清張自身が備後落合の宿に泊まった際に聞いた隣室で語り合う夫妻の言葉(出雲方言)が東北弁に酷似していたという経験に物語の種子があったのです。

1974年(昭和49年)に松竹で映画化された際、本来の現場である亀嵩駅には、これから正に筆者が訪れる手打ち蕎麦屋が開店したため駅舎の撮影ができず、換わりに八川駅舎が使われています。亀嵩駅では地形的に望遠レンズでのカットが撮影できなかったという条件もあった様です。ホームの撮影には出雲八代駅が使われました。

残念ながら八川駅では古めかし駅名標を撮っただけです。木造駅舎をゆっくり見に行きたい。

※2015年12月撮影

八川駅は1934年(昭和9年)開業です。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)


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