手打ち蕎麦なら亀嵩駅【50代的マニエリスムが鉄道趣味】

2020.12.14

※2015年12月撮影

トップ画像は、亀嵩駅、駅舎正面。駅舎は手打ち蕎麦「扇屋」さんの店舗に使われています。

・・・というか「算盤」が「ソロバン」と読めないかもしれません。・・・と言うよりも「ソロバンって何?」って訊かれるかもしれませんね。では、コラムをどうぞ。(笑)

木次線は400-500mの山々の谷間を進んでゆきます。また暗くなってきたのでピントの甘いブレた写真です。

※2015年12月撮影

八川駅から4.0km、出雲横田駅です。2009年(平成21年)に宍道方面から備後落合に向かった時は、この駅で列車交換待ちがありました。相対式ホーム2面2線です。右側の白くて大きな建物は「雲州そろばん伝統産業会館」。

※2015年12月撮影

電卓(電子式卓上計算機が正式名)が1970年代から少しずつ市場に出回り始めました。1972年(昭和47年)夏の発売から10ヶ月で100万台という大ヒットとなったのは「答一発カシオミニ」のCMと低価格で一挙に市場を席巻した個人用電卓でした。これが「算盤/ソロバン」という伝統文化に引導を渡したのです。

電卓登場以前は、町のあちこちに小学生の通うソロバン教室がありました。商店街の八百屋、肉屋、魚屋などではソロバンで計算するのが当たり前の時代だったのです。商店街自体もスーパーマーケットの進出で徐々に衰退。小学校の授業でソロバンを教える時間があった時代はあっと言う間に過去のものになりました。電卓には習熟を必要とする特殊な技術は一切不要なのです。

それから半世紀、出雲横田駅の隣、立派な「雲州そろばん伝統産業会館」を見るまでソロバンという言葉を忘れていました。

1934年(昭和9年)の開業以来というシックな木造駅舎は「雲州そろばん伝統産業会館」の白い建物の奥にある神社の様な屋根の建物です。この時は列車から降りませんでしたが、駅舎正面には巨大な注連縄が飾られています。

※2015年12月撮影

出雲横田駅を出発。3人だった乗客は4人になりました。左側の構造物は雪や泥の流れ込みを防ぐものでしょうか。

※2015年12月撮影

第二大曲トンネル(65m)暗くて写真がボケボケですみません。

※2015年12月撮影

斐伊川を渡るとまたトンネルです。

※2015年12月撮影

短い第一大曲トンネル(43m)。

※2015年12月撮影

さらに長めの反谷トンネル(660m)。

※2015年12月撮影

切れてしまいましたが右に亀嵩駅予告票。

※2015年12月撮影

出雲横田駅から6.4kmで今日の目的地の1つ亀嵩駅。雪で覆われているので分かりませんが、かつては相対式ホーム2面2線だった様です。今は単式ホームの棒状駅です。10時33分着。

※2015年12月撮影

駅名標。1934年(昭和9年)開業。

※2015年12月撮影

駅舎内、ホーム出入口と古い駅名標。改札口が懐かしい。

※2015年12月撮影

「砂の器」映画撮影の際に「亀嵩駅舎に手打ち蕎麦屋が開店して看板があってロケに使わなかった」ということがあったことを書きました。手打ち蕎麦扇屋さんは、1973年(昭和48年)開業。半世紀近い歴史があります。扇屋さんの店舗出入口。通信販売でもお蕎麦が購入できますよ。

※2015年12月撮影

わざわざ食べに来るくらいですから、もちろん筆者は蕎麦が大好きです。次回は、大量に食べます!

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)


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