新幹線車両や線路の水没を教訓に! 日本信号が耐水形転てつ機 NSWp 形 を開発 販売、90ミリ冠水にも耐えて確実動作

2020.11.06

2019年10月、関東・甲信越や東北地方に甚大な被害をもたらした、2019年台風19号(令和元年東日本台風)。鉄道分野では、千曲川の長野市内にある堤防が決壊し、JR東日本 長野新幹線車両センターが浸水。新幹線E7系・W7系10本が水没し、その全編成が廃車に追い込まれたのは記憶に新しい。

あの台風19号被害から1年。日本信号は、線路の分岐・合流を担うポイント、転てつ機に強い耐水性をもたせた新商品を開発。鉄道事業者むけに発売を開始。西武鉄道狭山線 下山口駅(池袋方)などで稼働し始めた。

この耐水形転てつ機(NSWp 形)は、従来の耐水形転てつ機のカバーを改良し、耐水性を強化。従来型では難しかった本体上部までの冠水時でも、確実に動作するという。

たとえば、線路高さ169ミリ、転てつ機高さ260ミリの環境下で、それを超える高さの350ミリ、転てつ機カバーの上に90ミリの水に浸されても耐水形転てつ機(NSWp 形)は確実に動作するという。

鉄道信号保安、道路交通安全、駅務自動化、ホーム安全などの各システムのほか、ロボティクス、セキュリティソリューション、駐車場システム、3D距離画像センサ/MEMSスキャナ、環境計測機器(EMS)などを開発・製造・販売する日本信号はことし10月、国土交通大臣の「令和2年(第27回)『鉄道の日』鉄道関係功労者大臣表彰」を受賞。

「鉄道の日」鉄道関係功労者大臣表彰は、毎年「鉄道の日」に鉄道関係功労者を表彰するもので、鉄道事業振興関係4名のうち、メーカーとしての受賞は唯一。

日本信号は11月9日から、埼玉高速鉄道、美園タウンマネジメント、群馬大学、イオンリテール、国際興業、長谷川工業、ジョルダンと共同で、浦和美園駅周辺の公道で自動運転バス実証実験を行っていく。


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