人々の想いを映したキャンドル3千個が灯る夜、12/25.26 キャンドルナイト@新宿中央公園_小田急電鉄や工学院大学が描く西新宿 地域活性化

2020.12.25

東京・新宿西口、地域のオアシスとして親しまれている新宿中央公園 水の広場 に、きらきらキャンドルの灯―――。

12月25・26日の2日間だけ行われる、「Candle Night @ Shinjuku Central Park -灯(ほし)に願いを-」。新宿中央公園 水の広場 に、冬の風物詩として定着したキャンドルナイト@新宿中央公園で、ことしで3年目。

参加者は、「会いたい人」「行きたいところ」「2021年をどんな1年にしたいか」など、七夕の短冊のようにキャンドルホルダーに自由にメッセージや絵を描き、思い思いに自分だけのキャンドルを会場に飾れる。

「新宿西口に住んでもう7年かな。毎年、この冬のキャンドルナイト@新宿中央公園を楽しみにしてる。ワンちゃんと家族でいっしょに、ゆっくり自分の街をながめられるし、近所の人との久しぶりに会ったりして、大切にしたい時間」と30代の女性は笑う。

今回、新しい試みも。このコロナ第3波で外出自粛要請が出るなか、オンラインでもキャンドルナイト@新宿中央公園に参加できるライブコンテンツを用意。自宅やオフィスで、キャンドルのスローな情景とともに、西新宿の高層ビル群の夜景を楽しめる仕かけもつくった。

このキャンドルナイト@新宿中央公園、地域の企業や団体、自治体などに「やりましょう」と最初に声をかけたのは、小田急電鉄。

同社の生活創造事業本部 新宿プロジェクト推進部というチームが「いっしょにやりましょう」と各方面に参加を募り、毎年実現させ“新宿中央公園の冬の風物詩”として定着させてきた。

「今回は初めて、新宿西口にキャンパスを構える工学院大学の学生たちと、テーマからデザイン、企画、運営までをいっしょに考えた」と教えてくれたのは、小田急電鉄 生活創造事業本部 新宿プロジェクト推進部 渡邉宗大さん・北島大さん・小河原洸次朗さん。

小田急「デジタルネイティブ世代の学生たちからいろいろ“気づき”をくれた」

小田急電鉄 新宿プロジェクト推進部 北島大さん・渡邉宗大さん・小河原洸次朗さんは、おだやかにゆれるキャンドルの灯りと、そこを行き交う地域の人たちを見守りながら、こう話す。

「初年度は2000個のキャンドルを並べて、地域の人たちといっしょになって初めたイベント。いまでは協賛金なども得て、地域の人たちといっしょに盛り上げながら、キャンドルも3000個に増やし、このコロナ禍でも予想以上の来場者をみて、やってよかったなって感じてます」

「今回は、工学院大学「まち開発プロジェクト -Smart Tech-」メンバーと手を組んで、企画から実施までいっしょに走ってきました。学生たちとはリアルに会ったこともなく、ZOOMで関係性を築くという初めての試みで、デジタルネイティブ世代の学生たちからいろいろ“気づき”をくれました」

「学生たちの発想が新鮮で、たとえば『わんちゃんとキャンドルが近くに入れる場って、ここしかない』っていわれて、そういえばそうだなって気づかせてくれることがいっぱいありました。こうした気づきを、次回へつなげたいと思います」

「今回は、グロースエクスパートナーズの協力を得て、オンライン開催という新しい試みもトライした。新宿にいなくても、新しいコミュニティをつくりだせるというニューノーマル時代ならではの試みで、この経験をさらに発展させて、次回へつなげたい」

「今後は、街の人たちもどんどん参加してもらって、関わりかたはやわらかくでいいので、自分ごととして今後もこうしたイベントで地域の人たちに楽しんでもらいたい」

工学院大学「自分も地域活性プロジェクトの力になれるって実感している」

小田急電鉄 新宿プロジェクトチームとZoomでオンラインミーティングを重ねてきた工学院大学 梅津康生さん・上田夏輝さん・吉野穂乃里さんらは、同大学でことし2020年夏に立ち上がった「まち開発プロジェクト -Smart Tech-」のメンバー。

工学院大学 情報学部 情報デザイン学科4年の上田夏輝さんは今回のキャンドルナイト@新宿中央公園で、同大学チームの代表を努め、ビラの裏面デザインやキャンドルグループ全体のサポートを担当。

同大 建築学部 建築デザイン学科4年の梅津康生さんは、このイベントをSNSで告知するなどの広報活動を、同大 建築学部 総合学科2年の吉野穂乃里さんはキャンドルグループのリーダー、ビラ表面・ポスターのデザイン、サイトデザインなどを手がけた。

「このコロナ禍で、大学生や高校生、ファミリーやペット連れなど、いろいろな人が来てくれて、うれしいです」

「こういう企業といっしょに地域活性プロジェクトに参画するのは初めてで、先輩たちの経験力の助けもあって、いまやってよかったって思います。こうして自分でも地域活性プロジェクトの力になれるんだって、いま実感しています」

工学院大学「まち開発プロジェクト -Smart Tech-」は、新宿キャンパス付近、西新宿の人たちとのつながりを通し、ジャンルを問わず街を豊かにすることを目的に活動中。まちづくり・IT・商店街・イベント・大都会・イノベーションなどをキーワードに、商店街や企業の人たちとともにアクションを続けている。

――― Candle Night @ Shinjuku Central Park -灯(ほし)に願いを- は、新宿中央公園 水の広場 とオンラインで、12月25・26日17時から19時半ごろまで開催。

ちなみに、この工学院大学「まち開発プロジェクト -Smart Tech-」顧問で実行委員長の同大 情報学部 システム数理学科 三木良雄 教授は、「スカパー!『鉄道チャンネル』をいつも楽しく観てる」という、大の鉄道好き。

そんな三木良雄 教授は「ことしはコロナショックの年ということで、学生たちの活躍が制限されたのも事実。学生たちはこのキャンドルナイト@新宿中央公園で、たまっていたパワーを出し切ったと思う」と、キャンドルの灯りを見つめながら笑った。

Candle Night @ Shinjuku Central Park -灯(ほし)に願いを- オンライン開催
https://candle-night-shinjuku.gxp.jp/odkdcn-web/

工学院大学「まち開発プロジェクト -Smart Tech-」
https://www.kogakuin.ac.jp/archive/smart_tech.html

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