1970年、川崎重工でつくられた京阪電鉄の異彩、5000系が2021年1月のダイヤ変更にあわせて1月29日に5扉運用を終える。

この営業運転離脱を機に、5000系車両のラッシュ用ドアに掲出しているステッカーをマグネット仕様にした記念グッズを、京阪百貨店守口店6階玩具売場、関西ツーリストインフォメーションセンター京都(京都タワー3階)、京阪カードの通販サイト「e-kenetマーケット」で500円で発売する。

サイズは縦200ミリ、横45ミリ。予約販売はなし。数量限定。

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京阪5000系は、ラッシュ時の混雑緩和、とくに乗降時間の短縮を目的としたユニークな5扉車両。

閑散時間帯は2扉を閉め切り、頭上に格納していた座席を復元して、座席定員を増やすという離れ業をみせたくるまで注目を集めた。

また、アルミ合金製車体、集約分散式ユニットクーラ、ヒートポンプ式クーラによる暖房、全電気指令式ブレーキ装置、IC無接点制御装置など、京阪初の技術を採用したのもポイント。

定員は131、139人。うち座席が48、51、54。5扉使用時は32、35、38人と席を減らす。

1997年からは内装を一新し、バリアフリー化や制御装置の8M1C・添加励磁・回生ブレーキ化など車体改修工事を実施した。

8M1Cは、8個の電動機を1台の制御器でコントロールする方式で、国鉄101系などから採用された制御方式。京急電車などは電動車2両を永久連結する。