仙台市交通局は、2024年から運用を開始する予定の新型車両「3000系」のデザインを投票で決定すると発表した。投票期間は2021年3月9日~3月29日。結果は5月に発表予定。

仙台市地下鉄南北線には、1987年の開業時に「1000系」電車が導入された。バリアフリー化や機器の信頼性向上を目的とした改修作業により、2003年度から順次「1000N系」へと更新されてきたが、耐用年数が間近に迫っていることから、置き換え用として「3000系」の導入を決定した。

デザイン候補は3案。A案は「南北線車両からの進化」をコンセプトに、くの字型の先頭形状で今の車両のスタイルを継承、ライトは前面ラインと一体化させ進化したイメージを創出する。

ADVERTISEMENT

B案は「シンプルで優しい」をコンセプトに、緩やかにカーブしたシンプルな先頭形状とする。正方形のライトとワンポイントのアクセントで優しい表情を創出する。

C案は「懐かしくて新しい」がコンセプト。丸形のライトと仙台市電をモチーフにした前面ラインカラーでレトロ感を創出し、角が無く丸みを持たせた先頭形状とすることで新しい印象を持たせる。

仙台市交通局は「今後40年以上にわたり『杜の都・仙台』を走る新型車両へ、皆様ぜひご投票ください」と呼び掛けている。投票用のページは現在準備中。

鉄道チャンネル編集部