外観はガラス張りのCOCOKARA=イメージ=

駅でカラオケを1曲! 関東鉄道が新しい利用者サービスの1つとして、常総線下妻、下館の両駅に事業用通信カラオケを楽しめる「COCOKARA(ココカラ)」を設置し、話題を呼んでいる。カラオケボックス業界最大手の第一興商との協業で、一部カラオケ喫茶などで社会問題化した新型コロナの感染拡大防止にも万全の対策を取った。

ココカラは、〝カラオケをいつでもどこでも簡単に〟をコンセプトに開発された新しいスタイルのカラオケボックスで、駅に設置されるのは全国初めてという。1曲100円の分かりやすい料金体系で、「列車待ちの時間に1曲」という趣向だ。

音質、映像ともに高品質というのが売り文句で、ヘッドホン着用で歌うので、自分の声が明瞭に聞こえるのがポイント。室内にはカラオケ機器のほか、いすやマイクがセットされている。

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感染症対策では、入室人数を1~2人に制限し、常に換気を実施。室内に消毒液を置いて手指のほか、マイク、端末などの消毒を呼び掛ける。歌唱モードに「マスクでうたう」があるのも、〝2021年のカラオケボックス〟ならでは。下妻駅は待合所、下館駅は南口コンコースへの設置で、鉄道の乗客以外も利用できる。利用時間は9~21時。

文:上里夏生
(写真:関東鉄道)