ことでん レトロ電車 特別運行 2017年度の予定が発表されました
髙松琴平電気鉄道は、大正生まれ、昭和初期生まれのレトロ電車の2017年度運行を発表しました。
現役では日本最古の電車、元大阪鉄道デロ20形は1925年(大正14年)生まれですから、実に92歳、正に矍鑠(かくしゃく)たる勇姿です。しかも製造90周年にはファン投票の結果”コトデンカラー”の「ファンタゴンレッド(※)&オパールホワイト」に塗装され、古くからのファンには懐かしさ倍増でしょう。
※正しくは「ファンダンゴレッド」なのですが間違って覚えられたために、ことでんでは敢えてそのままの呼び名にしているそうです
さらに近代化産業遺産に認定された電車が3両。
1926年(昭和元年)に製造された1000形120号は髙松琴平電気鉄道が発注した自社車両、誕生以来91年間髙松で活躍してきました。
同じ年に製造された3000形300号も髙松琴平電気鉄道のオリジナル車両です。外観は同じ年生まれの1000形とソックリですが窓枠の形が違います。
そして最も年下、と言っても1928年(昭和3年)の製造ですから、5000形500号も十分の貫禄です。1000形、3000形と同じく髙松琴平電気鉄道オリジナル車両です。やはりよく似ていますがテールランプが正面窓の上に移されているのが特徴ですね。
さて、2017年度の運行予定、運行日は発表されましたが車両編成についてはまだ未定です。運行日は、概ね月に1日で、5月だけ2日間運行されます。4月2日(日)、5月4日(木・祝) ・5月7日(日)、6月18日(日)、7月16日(日)、8月6日(日)、9月10日(日)、10月15日(日)、11月19日(日)、12月17日(日)、1月7日(土)、2月18日(土)、3月18日(土)の予定です。
主な駅の運行時刻は次の様に発表されています。
発表された運行日にレトロ列車に乗ると4種類のレトロ電車が印刷された「レトロ電車乗車記念証」が1人に1枚もらえます。
さらにレトロ電車に乗る時には”ことでん公式ガイドブック「レトロ電車&近代化産業遺産」”をもらって「レトロ電車紹介」や「レトロ電車撮影スポット」などを見ながらレトロ電車を楽しみましょう。
2016年度である今月19日(日)にもレトロ電車は運行されます。23号ー300号ー500号の編成で記念乗車証は500号でのみ配布される予定です。
電車も機械である以上、残念ながらどんなに大事に扱っても物理的な寿命というものがあります。製造から100年が近づくレトロ電車に乗りたいと思ったら、それが吉日かもしれませんね。
※画像は髙松琴平電気鉄道ホームページより