弘南鉄道 水間鉄道とコラボレーション企画 共通する元東急7000系車両でお互いのラインカラーを交換する企画 それに先立ち万博鉄道まつり会場で記念入場券セットを販売
※筆者撮影
東急7000系と言えば1962年に登場した日本初のオールステンレス車両として時代を画する電車でした。7000系は1999年に東急での営業運転を終了しましたが、製造された134両中76両が5つの鉄道事業者に譲渡されました。
弘南鉄道へは1988年〜1990年に24両が譲渡されました。1990年に北陸鉄道に10両、福島交通へは1991年に16両、秩父鉄道にも1991年に16両、そして今回登場する水間鉄道には10両が1990年に譲渡されました。水間鉄道に譲渡された10両の中、8両が2006〜2007年にリニューアルされ1000形に改番されています。
元東急7000系車両、製造から50以上経っても現役で走り続けているのですから、正に名車ですね。
今回、この元東急7000系を使用する弘南鉄道と水間鉄道がコラボレーションして、互いに相手のラインカラーに塗装した車両を自社路線に走らせるという企画です。この企画を推進するのは弘南鉄道営業課、水間鉄道鉄道部・事業企画部、弘南鉄道オフィシャルパートナー(UMIKAZE WORKS)の3者が構成するチーム「PROJECT7000♡」です。
具体的には5月初旬に弘南鉄道大鰐線に水間鉄道カラーの7000系車両が登場します。運用開始前には撮影会や臨時列車などのイベントも計画されているとのことです。
また、それに先立ち「コラボレーション開始記念入場券」が平成29年3月18日(土)から開催される「万博鉄道まつり2017」会場の弘南鉄道と水間鉄道の両社ブースで各限定100部発売されます。各社通常発売の普通入場券とオリジナルデザインの硬券が1枚ずつセッとされて価格は1部500円。18日(土)から売り出し、売り切れた場合は19日(日)の発売はないとのことなので欲しい人は早い目に会場で購入しましょう。
問い合わせは、弘南鉄道(株)営業部営業課 tel 0172-44-3136 です。
※画像は弘南鉄道リリースより