【木造駅舎カタログ】美祢線002/68 厚保駅

2021.10.07

※2020年8月撮影

トップ画像は、美祢線厚保(あつ)駅。美祢線は湯ノ峠駅、そしてこの厚保駅、さらに四郎ケ原駅と木造駅舎が3つ続きます。右手前は駅前ロータリーの跡(?)でしょうか。

湯ノ峠駅と同じモルタル状の外装で駅舎は改修されています。瓦屋根ならさぞかし・・・と思いました。残念ながらスレート葺きです。

※2020年8月撮影

筆者が撮影に訪れた日曜日は「厚保地域交流ステーション」にボランティアの方々が集まって駅の清掃をされていました。駐まっているのはボランティアの方のクルマです。

※2020年8月撮影

厚保駅は、1905年(明治38年)山陽鉄道の駅として開業しました。1906年(明治39年)山陽鉄道は国有化。1924年(大正13年)線路名称改定で美禰線(1963年からは美祢線)の所属駅になります。2013年(平成25年)駅舎改装「厚保 地域交流ステーション」が開設されました。

かつては大嶺炭鉱から産出される良質の無煙炭を積み出す貨物列車が行き交っていたのでホーム長がたっぷりとられていました。現在美祢線はほとんどが1-2両編成の運行なので使われるホームはそのごく一部です。

北側の妻壁はモルタルの改修がされていないのでオリジナルっぽい古さを感じました。右の正面は駅前タクシー会社。

※2020年8月撮影

南側の妻壁は改修されています。手前の瓦屋根は駅のトイレ。ここもキレイに掃除されています。

※2020年8月撮影

駅出入口。建物財産標があって「日本国有鉄道 建物財産標 財 第××号(判読不能) 鉄 停 本屋1 明治38年9月30日」と記載されていました。1905年の建造だとすれば築115年ですが、改修されているためなのかあまり古くは見えません。虫の死骸だらけだった湯ノ峠駅に比べて清掃したてというコトもあってか駅舎内部はとても清潔でした。

※2020年8月撮影

出入口の写真をトリミングしました。右に「きっぷは 駅前の井上電気商会で発売しています」の下に「お知らせ 平成元年から営業してきた駅前井上電気商会での簡易委託発売所は2019年9月30日で終了します」と貼られています。美祢線では、ワンマン運転の運転士さんによる車内精算になっています。

※2020年8月撮影

駅の正面。右が30年間切符を販売してきた井上電気商会。日曜日の朝なのでまだ開店前かな。その向こうに厚狭川を渡る橋梁があります。

※2020年8月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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