【木造駅舎カタログ】釜石線02/81 遠野駅2

2021.10.20

※2020年9月撮影

トップ画像は、釜石線遠野駅。

遠野駅は、1914年(大正3年)岩手軽便鉄道によって開業。1936年(昭和11年)国有化され国鉄釜石線の駅になりました。1949年(昭和24年)盛岡駅~遠野駅間が軽便鉄道軌間762mmから狭軌(1067mm)に改軌完了。1950年(昭和25年)釜石駅まで全通。2020年駅前には70周年の旗が飾られました。国鉄分割民営化でJR東日本に移管。1995年(平成7年)2階の保線区事務所を改造、宿泊施設「フォルクローロ遠野」がオープン。既に書きましたが「フォルクローロ遠野」は2015年に営業を終了。2018年(平成30年)業務委託駅になりました。

駅前広場にはこの様な巨木とその下に池があります。

※2020年9月撮影

駅舎の老朽化で、特に耐震面で建て替えが必要とされているというのが、この外観からはなかなか分かりません。地元では耐震強化して保存する署名なども集まっている様です。

※2020年9月撮影

遠野と言えば柳田國男さんの『遠野物語』です。駅前に石碑がありました。後の駅名標、文字が活字体ではないのも魅力的。

※2020年9月撮影

石碑には「遠野物語」の冒頭部分が刻まれています。

この話はすべて遠野の人佐々木鏡石君より聞きたり。昨明治四十二年の二月ごろより始めて夜分おりおり訪ね来たりこの話をせられしを筆記せしなり。鏡石君は話上手にはあらざれども誠実なる人なり。自分もまた一字一句をも加減せず感じたるままを書きたり。思うに遠野郷にはこの類の物語なお数百件あるならん。我々はより多くを聞かんことを切望す。

鏡石は雅号、本名佐々木喜善氏が柳田國男に語ったことなどを自分でまとめた『聴耳草紙』(ちくま文庫 後にちくま学芸文庫)が書架にありますが全部読んでいません。老後の楽しみに柳田國男全集(ちくま文庫版32冊)も書架に並んでいますが、老眼が進んで読書がシンドイ。

駅前広場から駅舎。

※2020年9月撮影

何故遠野の駅前にあるのか分かりませんが「ジャックと豆の木」の像。

※2020年9月撮影

遠野と言えば河童(カッパ)です。駅前広場の池には河童。

※2020年9月撮影

すご~く暑い夏の午後なので河童たちも楽しそうに見えますが、厳寒の遠野、冬に来たら凍えているのかな・・・。

※2020年9月撮影

駅前の郵便ポストの上にも河童。

※2020年9月撮影

できることなら遠野で一泊して、のんびり「河童の淵」や「狐の関所」「ふるさと村」など散歩してみたいですね。

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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