【木造駅舎カタログ】東北本線13/95 白河駅

2021.11.03

※2020年9月撮影

トップ画像は、東北本線白河駅。とにかく駅舎を見てその立派な押し出しに驚きました。

壁面に端正な柱を浮き立たせたハーフティンバーの洋風建築。桑折駅とはトーンは異なりますが同じハーフティンバー風のデザインです。正面の巨大な切妻が強いインパクトを与えています。

駅前はロータリーになっています。

※2020年9月撮影

白河市循環バスが発着しています。何と懐かしいボンネットバスです。

※2020年9月撮影

白河駅は、1887年(明治20年)日本鉄道が開業。1906年(明治39年)に日本鉄道は国有化され1909年(明治42年)線路名称制定で東北本線の所属駅になりました。

1916年(大正5年)白棚(はくほう)鉄道開業。白河駅から福島県東白川郡棚倉の磐城棚倉駅(現・JR東日本水郡線)を結んでいました。1934年(昭和9年)水郡線が全通すると経営が悪化し国有化され鉄道省白棚線になり1944年(昭和19年)には不要不急路線として営業休止。

※2020年9月撮影

白河駅は1920年(大正9年)当駅~白坂駅間の経路変更で駅の位置を変更。1921(大正10年)現在の駅舎使用開始。1959年(昭和34年)黒磯駅から白河駅が交流電化。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化で駅はJR東日本に継承されます。2002年(平成14年)東北の駅百選に選定されました。2011年(平成23年)3月東日本大震災で営業休止。4月には営業再開。2014年(平成26年)JR東日本直営駅から業務委託駅になります。

駅前タクシー乗降場の上屋したから駅舎。この駅にも「駅名由来」があります。

※2020年9月撮影

内容を以下に写しておきます。

白河の地名は、古関跡の下を流れる「白川」という小川に由来するという説と、アイヌ語で“自陣”を指す「シラガー」という言葉が転訛したというふたつの説があり、古くは「白川」と表記されていました。

その名が歴史に登場するのは、元正天皇の霊亀二年(716)、この地方に白川、石背(いわせ)、会津、安積、信夫の五郡からなる石背国が置かれたことが初めと思われます。また、聖武天皇の神亀5年(728)には「白河軍団」が置かれたとあり、このとき「白河」の地名が世に出た始めと言われております。

そして文治五年(1189)、結城朝光氏が奥州藤原氏討伐の功により、源頼朝から白河庄を与えられ、さらに興国元年(1340)、結城氏五代・親朝が小峰ヶ岡に土塁の小峰城を築き、市街地の形態が整ってきました。

「都おば霞とともにたちしかど 秋風ぞ吹く白河の関」(能因法師/後拾遺和歌集)の古歌も、白河を有名にしたもののひとつです。

この地名の由来を受けて、明治二十年(1887)七月十六日、東北本線が当地に開通した時、白河駅が開業しました。

◆参考資料◆ ■「續日本紀」 ■廣瀬典著「白河古事考」

駅前で思わず読み耽ってしまいました。

※2020年9月撮影

様々な角度から木造駅舎を撮影します。

※2020年9月撮影

駅舎の西側には「駅かふぇ」があります。

※2020年9月撮影

その手前には観光案内所。

※2020年9月撮影

駅の西側には白河駅前イベント広場があります。

※2020年9月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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