2025年度をもって現行車両での運行を終了する予定であった「くしろ湿原ノロッコ号」「富良野・美瑛ノロッコ号」が、2026年度に限り運行を継続することになりました。

ノロッコ号の現行車両は、けん引する機関車が経年45年以上、客車が40年以上という古い車両です。老朽化が目立ち、使用部品の生産中止も相次いでいます。

JR北海道は必要な措置を施して2026年度に限り運行を継続するとしていますが、同時に「以降の継続使用は困難であることから、2026年度で運行を終了します」とも伝えています。

ノロッコ号車両続投の理由は、新しい観光列車「赤い星」「青い星」の運行計画が変更になったためです。

【参考】JR北海道、新観光列車「赤い星」「青い星」運行時期やルート、車両の改造状況を発表
https://tetsudo-ch.com/12992545.html

JR北海道によりますと、改造元の車両に想定以上の腐食、歪みがあることが分かり、豪華で上質な観光列車として提供するため、通常の修繕より手をかけて車体を仕上げる必要があるといいます。

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