【木造駅舎カタログ】山陰本線31/132 下市駅
※2020年8月撮影
トップ画像は、山陰本線下市駅。筆者が駅を訪れた2020年8月に駅舎が改修され喫茶店「ニコ」が開業しました。それで外装などもとてもキレイな外観になっています。
駅前広場があります。駅舎の右(西)に駅舎デザインに合わせて作られたトイレがあります。駅名は読めませんが「TOILET」は読みやすい。(笑)
※2020年8月撮影
駅舎を東側から。米子駅発5時23分の上り列車で6時9分に下市駅に到着。まだ朝日が斜めに射しています。
※2020年8月撮影
駅舎前の木、種類は分かりませんが、良い感じです。
※2020年8月撮影
下市駅は、1903年(明治36年)御来屋駅の翌年に開業。当時の駅所在地は、島根県西伯郡逢坂村上市。何故下市という駅名になったのかは不明です。下市という地名、駅の西側に存在していますが。
1909年(明治42年)線路名称制定で山陰本線の所属駅になりました。1962年(昭和37年)貨物取扱廃止。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本の駅になります。駅が無人化された時期は分かりませんが、2020年(令和2年)8月、筆者が正に撮影に訪れる直前に元・駅事務室部分を改修して喫茶店がオープンしています。
まだ朝早いので喫茶店は開店前。絞った牛乳を入れる缶が喫茶店の前に置いてあります。駅舎内に喫茶店のメニュが貼ってありました。「週替わりプレートランチ 800円」なんてお昼だったら食べたくなります。
※2020年8月撮影
下市駅で初めて赤い瓦の「JR鬼瓦」が登場しました。「JR鬼瓦」の「JRロゴ部分の形状」が青瓦の「JR鬼瓦」とは明らかに異なっています。これはなかなか面白いです。今後の展開が楽しみになります。
※2020年8月撮影
駅出入口。右に赤い建物財産標があります。昭和13年3月28日という記載。1938年に改築された駅舎です。
左の喫茶店部分の屋根に新しい煙突が出ています。冬の寒さが厳しいエリアですから「薪ストーブ」が設置されたのでしょう。開店前なので中に入って実物を見ることはできませんでした。
※2020年8月撮影
駅名標が軒下、暗いのと小さめなのでほとんど読めません。望遠レンズでアップにして読める様に加工しました。それでも元々が読み難いですね。時計は6時25分。次の上り列車まで10分ほど。
※2020年8月撮影
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)