【木造駅舎カタログ】山陰本線32/133 赤碕駅

2022.03.24

※2020年8月撮影

トップ画像は、山陰本線赤碕(あかさき)駅。屋根はトタン葺きなので「JR鬼瓦」はありません。駅出入口の大きな切妻が特徴的。

この駅名は「碕」という難しい字を使っています。意味的には「埼」という字と同じですが、こちらは「埼玉」の地名で親しんでいて読み方は「さい」です。筆者は初めてこの漢字を知りました。しかも駅舎出入口に大きく表記されているのは「赤𥔎駅」となっています。「𥔎」は「碕」の異体字です。地名だから仕方ないのかもしれませんが、何で異体字を使って2種類の駅名が表記されているのでしょうか。

※漢字変換ソフトウェアに依存するので正しく駅名漢字が表示されない可能性があります

駅前広場があって左(東)には、山陰本線の南北を繋ぐ「赤碕駅自由通路」があります。右には赤碕駅の構内跨線橋。

※2020年8月撮影

西側からなので朝日が逆光になります。駅に着いたのは午前6時44分でした。

※2020年8月撮影

赤碕駅は、1903年(明治36年)官設鉄道が御来屋駅まで延伸された際に設けられました。1909年(明治42年)には線路名称制定で山陰本線所属駅になります。1972年(昭和47年)貨物取扱廃止。1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化でJR西日本に継承されました。駅を訪問した時は業務委託駅でしたが2021年3月から無人駅になっています。

駅舎前には大きな植込みがあります。プランターにもたくさんの花が咲いていました。

※2020年8月撮影

駅出入口。出入口切妻の妻壁に書かれた駅名は「赤𥔎駅」とホーム駅名標に記された「赤碕」とは異なる異体字が使われています。何故その様な面倒なコトをあえてしているのかは未詳です。建物財産標などは見つかりませんでした。駅が開業した1903年(明治36年)の建造と思われますが大幅に改修されています。少し前の写真を見ると駅名の両側に赤いラインがありました。

※2020年8月撮影

駅の正面。県道9号線の向こうに海が見えます。600mほどで日本海です。

※2020年8月撮影

望遠レンズでアップにしてみました。それにしても朝早いとは言え人の気配がないですね。

※2020年8月撮影

駅舎前の植込みに「明治三十六年八月二十八日 赤碕駅開業100周年記念」という石碑がありました。横に「平成十五年八月二十八日 鉄道赤碕 OB会建立」とあります。2003年に建てられたものですね。

※2020年8月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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