ちょっと不思議な構造の構内跨線橋【木造駅舎カタログ】紀勢本線32/201 紀伊新庄駅

2022.07.02

※2020年12月撮影

トップ画像は、紀勢本線紀伊紀伊新庄駅。この駅にも「紀の国トレイナート」の作品が飾られています。ちょっと古びた木造駅舎にモノクロの影絵の様なアートがとてもマッチしています。

個人的な能力の問題かもしれませんが筆者には「紀の国トレイナート」を記録したネットのページの見方がイマイチ分かりません。「誰が何時、何を、どうした」という基本情報が上手く探せないのです。

ようやく分かったのが、紀伊新庄駅の作品は「白浜町出身の榊貴美と西園政史のユニットS+N laboratoryがおくる駅舎伝言板プロジェクト。地域の中学生、高校生と共同制作。2014年制作」ということでした。「紀の国トレイナート」は2014年(平成26年)から始まった大がかりなプロジェクトです。各駅での個々の展示について筆者には、直観的に簡単には探せないのです。

太陽が出たり入ったりしています。曇った方がコントラストが弱くなって細部が見易くなります。

※2020年12月撮影

紀伊新庄駅は、1933年(昭和8年)国有鉄道が紀勢西線が紀伊田辺駅から紀伊富田駅まで延伸された際に開設されました。1959年(昭和34年)全通した紀勢本線の所属駅になります。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化で駅はJR西日本に継承されました。

この駅の構内跨線橋はちょっと不思議な構造です。西側は下りホームからですが、上りホーム階段の先まで、駅の東側、植木溜めの上を越えて公道に降りることができます。つまり東口として東側から駅への入場が可能になっているのです。これは便利。

駅出入口。建物財産標がありました。記載は「駅 本屋 財産番号 2001 昭和8年2月」駅が開業した時の駅舎です。

※2020年12月撮影

駅前に、1946年(昭和21年)12月におこった南海大地震の「津波潮位標」の石碑がありました。気象庁は、この南海大地震の規模をマグニチュードは8.0としています。震源に近い和歌山県は、震度6の烈震だったと言われます。関東から東海、四国、九州までの広い範囲が揺れ津波が襲いました。死者・行方不明者1,443人。家屋被害は、4万戸近い甚大な被害が出ました。

※2020年12月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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