駅舎前にカイヅカイブキ(ヒノキ科ビャクシン属)【木造駅舎カタログ】紀勢本線39/208 紀伊由良駅

2022.07.09

※2020年12月撮影

トップ画像は、紀勢本線紀伊由良駅。前回「紀伊内原駅前の大木で打ち止め」と書きましたが、この紀伊由良駅前にも樹木があります。左の2本はカイヅカイブキ(ヒノキ科ビャクシン属)と分かります。美祢線四郎ケ原駅で樹齢115年の大木に驚嘆したからです。久しぶりに逆光です。

こちら側からの方が独特の形でカイヅカイブキであることが瞭然。

※2020年12月撮影

紀伊由良駅は、1928年(昭和3年)国有鉄道紀勢西線が紀伊湯浅駅(現・湯浅駅)から当駅までが延伸されて終着駅として開業。山陰本線の由良駅が1903年(明治36年)に開業していたので駅名に「紀伊」が冠されています。由良駅は【木造駅舎コレクション】でも取り上げています。名探偵コナン君の駅です。

1929年(昭和4年)内陸部に作られた紀伊由良駅と由良港を結ぶ貨物支線が開通しました。紀伊由良駅は、町の中心、由良港から1.5kmほど北東に離れた山中にあるのです。

実は、昨夜ホルモン焼で抜けた差し歯が痛いのとこのままでは食事が食べられないので、国道で看板を見つけて由良の町で歯科医院に飛び込みました。幸い土曜日でしたから午前中やっていました。応急ですがしっかり治療してもらって一安心です。

紀伊由良駅ができてから30年後、1959年(昭和34年)ようやく紀勢本線が全通しその所属駅になります。1968年(昭和43年)由良内駅までの貨物支線廃止。1971年(昭和46年)貨物営業廃止。1985年(昭和60年)小荷物取扱廃止。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR西日本の駅になりました。筆者が撮影に訪問した後の2021年(令和3年)6月、駅が無人化されました。

※2020年12月撮影

前回の紀伊内原駅とよく似た駅舎ですが出入口の位置が違います。妻壁の彩色が異なっていることから改修されていると思われます。手前の待合室は広く、筆者が訪問した2020年12月26日11時頃は、無人化前でしたから駅員さんが窓口を開けていました。

※2020年12月撮影

駅出入口。改札口にはICカードICOCAの簡易改札機。駅舎側に単式下りホーム、構内跨線橋で上り島式ホームに渡ります。貨物支線があったことなどで構内には複数の側線がありました。線路の東側は農地、その向こうには山が連なっていました。

※2020年12月撮影

唐突ですが紀伊由良から次の駅へ向かっている途中に撮影した眺めの良い写真をご覧いただきます。この写真を撮ったコトを全く覚えていなかったのですが、海側の県道23号線を走った時のものです。島の多い湯浅湾が見えます。

※2020年12月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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