真後ろで牛がモォ〜【木造駅舎カタログ】中央本線14/241 原野駅
※2021年09月撮影
トップ画像は、中央本線原野駅。小さな駅舎の無人駅です。
駅出入口。建物資産標がありました。「鉄 03-2004 S30年 4月」、1955年に駅が開業した時の駅舎です。待合室の電灯が消えていて、スイッチも分からなかったので真っ暗でした。
出入口の左に塩尻方面下りホームには駅舎の横にある公道で渡れという看板があります。これをロクに見ていなかったのです。駅舎の改札口を出ると階段で単式上り名古屋方面ホームに降ります。でも下りホームに行く構内踏切も構内跨線橋もありません。そこでようやく入口の案内看板を思い出した次第。
※2021年09月撮影
東側から駅舎。驚いたのは、この位置でカメラを構えていたら真後ろで牛が「モォ~」っと啼いたのです。駅舎のお隣が牛舎だった!風下にいれば臭いで分かったかもしれませんが、偶然風上でした。
でも、マジでビックリしましたよ~。牛の「モォ~」って至近距離で聞くとボリュームが大きいんです。
※2021年09月撮影
原野駅は、1955年(昭和30年)開業。1984年(昭和59年)駅は無人化されます。1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR東海に継承されました。
駅舎の左に公道の跨線橋があります。これで下りホームに行きます。
※2021年09月撮影
公道から木造駅舎。待合室の中が暗いのが分かりますか?
※2021年09月撮影
改札口の外はそのまま上りホームに降りる階段です。
※2021年09月撮影
公道の跨線橋の向こうに案内看板があります。
※2021年09月撮影
「塩尻・長野 新宿方面のりば」と案内されています。奥は原野八幡神社。
※2021年09月撮影
坂を降りた左にある屋根付きの階段で下りホームに降ります。
※2021年09月撮影
坂の下から見えた「明星岩」の案内。左の小さな岩のことかと思って拍子抜けしました。
※2021年09月撮影
帰宅して改めて調べてみると・・・。この案内板から北西(右)に進み木曽川を渡って登山道を上ると山の中腹に巨大な三角形の岩があって、それが明星岩でした。原野駅から明星岩は、手前の木々が邪魔でよく見えませんでした。原野駅からは徒歩30~40分ほどの様です。
帰り際に公道から駅舎のホーム側。
※2021年09月撮影
原野駅の北、旧中山道に、江戸から京都までの中山道六十九次のちょうど中間点(六十七里二十八町=約266km)がありました。その写真ではなく、筆者は近くにあった庚申塔の写真を撮っていました。
※2021年09月撮影
※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。
(写真・文章/住田至朗)