JR東京駅に「ロボバリスタ」登場 本格派・高品質のコーヒーを早朝から待ち時間なしで

2021.12.08

2021年12月8日(水)、JR東京駅で次世代型全自動コーヒーマシンがお披露目されました。

マシンの名前は「Ella」――シンガポールのCrown Technologies Holding(Crown社)が開発したロボットバリスタで、搭載されたロボットアームを駆使して全自動で良質なコーヒーを提供します。

利用方法は、専用アプリケーションからの「モバイルオーダー」(クレジットカード決済)、現地のタッチパネルで直接注文する「タッチオーダー」(Suicaなど交通系電子マネー決済)の2通り。現地到着前にモバイルオーダーしておけば、待ち時間なしで美味しいコーヒーを受け取ることができます。

QRコードをスキャンして商品を受け取る

販売商品(東京駅)は「アメリカ―ノ」「ダブルエスプレッソ」「フラットホワイト」「カプチーノ」「カフェラテ」の5種類。各商品の値段は交通系電子マネーなら300円~400円ほどですが、アプリ決済なら数十円安くなります。オプションとして4種類のシロップを追加購入することもでき、様々なテイストのグルメコーヒーを楽しめます。

モバイルオーダーメニュー。現地でのSuicaなど交通系電子マネー決済より安い値段で購入できる

設置個所はJR東京駅改札内「銀の鈴広場」とJR横浜駅中央北改札内「JRE MALL Cafe」。JR東日本は本日から2022年2月28日(月)まで、「Ella」を使用した新たなコーヒーサービスのテストマーケティングを行い、「非接触・非対面のサービス、早朝のコーヒーサービスがどれほど支持されるか」「人件費の問題でカフェを展開しづらい地方の駅でも展開の可能性があるか」といったことを確認・検証していきます。

<営業時間>
JR東京駅地下 銀の鈴広場 :7:00~22:00(L.O 21:30)
JR横浜駅中央北改札内 JRE MALL Cafe:7:00~21:00(L.O 20:30)

「物珍しい」だけではない、設置の目的

「Ella」は「注文から提供まで完全無人で行える」「約5平方メートルの狭いスペースにも設置可能なほどにコンパクト」「非接触・非対面でサービスを提供できる」という3つの特徴を有しています。

これは「到着する直前やテイクアウトの待ち時間にモバイルオーダーし、指定したタイミングで受け取る」といった新感覚の顧客体験を提供できるだけでなく、JR東日本が進める駅改革で生じた手狭なスペースにも設置でき、さらにコロナ禍における安全・安心の要望も満たしやすいということでもあります。

東京駅のような巨大なターミナル駅でも従業員確保には苦労しており、早朝から本格的なコーヒーを楽しみたいという要望に応えるのは簡単なことではありません。しかし、心臓部にデロンギ社の業務用マシンを採用し、人間のバリスタの4~5倍に相当するスピードでコーヒーを提供する全自動ロボバリスタなら、そうしたニーズも拾えるかもしれません。

JR東日本は現在、様々なスタートアップ企業ともコラボしながら、DXや最新技術も導入し、未来の利用者のためにより楽しく便利で安心して使える駅を作っていく「Beyond Stations 構想」の実現を目指しています。今回のロボバリスタ導入もその一環で、海外スタートアップ企業との共創活動の第一弾となります。なお、日本法人のない企業がSuicaを導入するのは今回が初めてとのことです。

記事:一橋正浩


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