千代田線 明治神宮前〈原宿〉駅直上にある2つの昭和建造物
冬はイルミネーションでキラキラと輝く表参道は、東は赤坂通りへ、西は井ノ頭通りへとつながる、東京都道413号赤坂杉並線のいち区間。
この表参道の直下を行く地下鉄が、東京メトロ 千代田線。
千代田線には副駅名がつく駅が2つある。二重橋前〈丸の内〉と、この画像↑↑↑の直下にある、明治神宮前〈原宿〉は、地下3階部分にホームがある。
千代田線 明治神宮前〈原宿〉駅のJR原宿駅・神宮橋交差点寄りと、明治通り・神宮前交差点寄りの双方に、いまもオーラを放つ昭和建築ヴィンテージが健在する。
画像↑↑↑は神宮橋交差点付近にある「憧れの元祖・億ション」、コープオリンピア。
コープオリンピアは、1965(昭和40)年、東京オリンピックのころに出現した高級マンション。当時の最高分譲価格が1億円を超えたことから、億ション第1号ともいわれている。
清水建設によるタイル張りの建造物は、地上11階、地下2階建て。住戸数は164戸。表参道の坂道沿いに、のこぎりの刃のように外壁を割っていくスタイルは、いまも印象的。
このコープオリンピアと、千代田線ホームをはさんで斜め向かい側、明治通り・神宮前交差点寄りにあるもうひとつの昭和建造物が↓↓↓
グリーンファンタジアビル
グリーンファンタジアビルも、コープオリンピアと同じく1965(昭和40)年竣工。こちらはマンション・賃貸オフィスビル・ショップなどが入っている。
ラフォーレ原宿がとなりに構え、このグリーンファンタジアビルといっしょに原宿・神宮前交差点の風景をいまも彩っている。
―――こうした昭和の名建造物を愛でながら、少し千代田線から離れるように渋谷区神宮前3丁目の静かな住宅街へと入っていくと、もうひとつ、昭和の面影を残す“校舎”がみえてくる。
それが、もと原宿中学校。鉄筋コンクリート地上3階建ての校舎で、現在は「ケアコミュニティ原宿の丘」として地域の人たちの憩いの場として親しまれてている。
屋上にあったプールを活用し、ビオトープ(生物空間)を設置。屋上緑化の取り組みとして、一般開放されているから「静かな原宿を感じてみたい」という人は、足を運んでみて。