滋賀県に120年超えの線路風景… 近江鉄道 日野駅、明治時代のイギリス製レール

2022.01.14

「ここは田舎駅、ゆっくりしていきやー。急いでも1時間に1本」

そんなメッセージがある駅が、滋賀県のローカル私鉄 近江鉄道 日野駅。

ここ、滋賀県の日野駅は、129年前の1893(明治26)年、当時日野町里口にあった「ふなや」をルーツとする歴史ある駅。

もと彦根藩士の明治政府官僚・西村捨蔵と、財力豊かな日野商人4名が、近江鉄道創設を協議。1896(明治29)年に近江鉄道が誕生し、その4年後の1900(明治33)年、日野駅が開業した。

現存する駅舎は、ホーム複線化にあわせて1916(大正5)年に建てられたもの。

いまでは、京都アニメーションなどが手がけた名作アニメ『中二病でも恋がしたい!』の聖地のひとつ、滋賀県日野町 旧鎌掛小学校の最寄り駅として、アニメファンや歴史好き、そして駅舎内カフェの絶品を求めるスイーツ好きの姿がある。

そして、日野駅は鉄道好きも惹き寄せる

画像↑↑↑は日野駅の貴生川駅方向(逆光)をみた光景と、振り返って彦根駅方(順光)をみた景色。駅舎は日野商人街道や日野城側(鈴鹿山脈側)をむく。

ゆったりおだやかな2面3線のこの画像のなかに、近江鉄道設立当初から敷設されていたイギリス BARROW STEEL 製のレールがある。しかも犬釘や枕木もそのまま……。

それは、ホームがないまんなかの線、中線。この中線の線路は貨物列車やレールバスが走っていた時代によく使われたけど、いまこの中線に電車が入ることはほとんどないという。

また、画像のように貴生川駅方には、上屋がついた車庫もある。これもレールバス時代の名残とか。

この日野駅では、折り返し運転もあり、駅舎脇には貨車移動機「タッグローダー」も保存展示されているから、冒頭のメッセージのように、滋賀県日野町のゆったり時間を体感してみて。

近江鉄道電車といっしょに、急がず、ゆっくり。

<近江鉄道で行く滋賀の旅>
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(※同シリーズの画像はすべて許可を得て撮影しています)


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