※2021年12月撮影

トップ画像は、山口線津和野駅。駅前に静態保存されているD51-194蒸気機関車。山口線SLさよなら列車を牽引した後、現在は駅前に綺麗な状態で置かれています。

筆者が津和野駅を訪れた2021年(令和3年)12月20日、津和野駅は駅舎改良工事中でした。

ADVERTISEMENT

※2021年12月撮影

津和野は山陰の小京都と呼ばれる観光地。その玄関の津和野駅ですが工事の関係なのか駅は無人でした。

※2021年12月撮影

津和野駅は、1922年(大正11年)前回の徳佐駅から官営鉄道津和野線が延伸されて終着駅として開業。津和野線は、1923年(大正12年)現在の益田駅まで延伸され山口線になります。津和野駅には当初から機関庫(後に機関区)が置かれていました。1977年(昭和52年)現在の二代目駅舎に改築。1986年(昭和61年)小郡機関区津和野支区廃止。その翌年、国鉄分割民営化でJR西日本に駅は承継されました。地福駅の項に書いた様に2013年(平成25年)7月の豪雨災害で被害は甚大。津和野駅~地福駅間が復旧し山口線全線の運行再開は翌年8月でした。

駅舎改良工事で駅前には工事用フェンスが並んでいます。

※2021年12月撮影

D51 194蒸気機関車はこの位置に置かれています。

※2021年12月撮影

せっかくなので蒸気機関車を県道の反対側から。

※2021年12月撮影

お尻のアップも撮りました。とても綺麗な状態です。

※2021年12月撮影

13時近くなって空腹だったので駅舎工事をしていた方に「この近所で食事出来るところありますか?」と訊いて、教えてもらったうどん屋さんで遅い昼食をとりました。

そのうどん屋さんが津和野駅の南側線路の近くだったのでホームの写真を撮ることができました。ホーム北側には「SLやまぐち号」が津和野駅に着いて機関車を付け替える転車台があります。

※2021年12月撮影

このクラッシックな屋根がうどん屋さん。熱々で美味しかったですよ。

※2021年12月撮影

大好きなキハ40系(キハ40 2114)を見ることもできました。

※2021年12月撮影

津和野と言えば明治の文豪、森林太郎鴎外の生まれ故郷です。「森鴎外記念館」は月曜日なので休館でした。

※2021年12月撮影

でも鴎外の生家・旧宅は、月曜日でも自販機で入場券を購入して見学ができました。

※2021年12月撮影

筆者は、ちくま文庫版鴎外全集を第1巻から読んで第6巻の「栗山大膳 渋江抽斎」まで読了しました。しかし第7巻「伊沢蘭軒」の途中で力尽きてしまい、20年くらい書架の奥で眠っています。第14巻「歴史其儘と歴史離れ」は拾い読みしましたが。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)他を参照しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道を撮影する時は感謝の気持ちを伝えましょう。ありがとうございます。

(写真・文章/住田至朗)