「千葉の鎌倉」と呼ばれた高級別荘地【駅ぶら05】京成電鉄 本線65
※2022年6月撮影
トップ画像、菅野駅南側駅前ロータリーにエレベーターで下りてきました。西には平田緑地の木々。さらに南に行けば、諏訪神社があります。
東側、東京外環自動車道の換気筒らしきものがあります。
※2022年6月撮影
左に商店が数軒並んでいます。そちらに行ってみます。
※2022年6月撮影
店舗は並んでいますが、現役で営業している店はなさそうです。奥に踏切が見えます。
※2022年6月撮影
手前の「手づくりハムの専門店 大心苑ハム」は、入口に「スカイライナー運転中! ボタンを押すと走ります」と貼られています。
※2022年6月撮影
ガラスの反射で見難いですが、確かにスカイライナーが走り出しました。出てきた方に挨拶したら、そのまま工事現場に入って行かれたので、菅野駅改修工事の事務所になっている様でした。
※2022年6月撮影
工事中ですが、菅野駅南口は現役です。
※2022年6月撮影
踏切から菅野駅。奥は京成上野駅方面です。右の北口は工事中で使用できません。
※2022年6月撮影
踏切の北側に大きな石碑。
※2022年6月撮影
右端のものに「菅野停留場設置記念」と刻まれています。駅が開業した大正5年(1916年)に設置されたものでしょうか。「西平田市川新田道」と読めます。道標を兼ねていた様です。
※2022年6月撮影
ネットなどで菅野を調べると、人気の高い別荘地で「千葉の鎌倉」と呼ばれたと書かれています。江戸時代から現在の市川真間駅周辺と同じ様に豪商などが別荘を建てたとありました。
筆者の敬愛する幸田露伴が戦後に住んだのは菅野(現在の4丁目)、ここで亡くなっています。娘の幸田文さんもこの家に住んでいました。同じく永井荷風も1948年(昭和23年)から1957年(昭和32年)に八幡3丁目に転居するまで菅野(現在の東菅野2丁目)に家を買って住んでいました。
石碑の先、東に歩いてみます。
※2022年6月撮影
古風な建物の酒屋さんです。「泡盛古酒の量り売り」、良いお酒を扱っています。先ほどの「手づくりハムの専門店 大心苑ハム」を含め、住民の生活意識を暗示している様な気がします。
※2022年6月撮影
高級別荘地の面影を探して歩きましたが、現在は普通に閑静な住宅地でした。。
踏切に戻ってきました。
※2022年6月撮影
では次の駅に向かいます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。