京都鉄道博物館で今夏、建築限界測定用試験車「オヤ31形31号車」の特別展示が行われる。

<展示期間>
2022年7月26 日(火)~8月14日(日)
<展示場所>
本館1F 「車両のしくみ/車両工場」エリア

建築限界測定用試験車は、鉄道車両が線路上を走行する際に支障物と接触しないかどうかを確認する際に使用される。目視のほか、車両に取り付けられた矢羽根がぶつかった際に車内の表示ランプが消えることで確認ができる。その多数の矢羽根がかんざしのようにも見えることから、「おいらん車」と呼ばれることもある。

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オヤ31形が登場したのは国鉄時代。客車改造により7両が製造され、うち5両がJR旅客各社(JR四国除く)に継承されたが、現役で稼働できるのはJR西日本の31号車のみとなっている。