※2022年6月撮影

京成中山駅【駅ぶら】は、日蓮宗大本山法華経寺の境内を歩いています。トップ画像は、宇賀神堂。法華経寺の守護神、宇賀徳正神が祀られています。お寺を守護する神様というのも不思議な気がしますが。

国の重要文化財に指定されている四足門。

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※2022年6月撮影

案内看板の内容です。

「建築年代 室町時代後期

構造形式 四脚門 切妻造 こけら葺

鎌倉の愛染堂から移設。法華経寺の本院玄関門でしたが明治時代に現在の場所に移されています。ほぼ純粋な禅宗様の様式、本柱を棟まで延ばし前後に控柱を立て海老虹梁(えびこうりょう)という湾曲した梁で繋ぐ珍しい構造です。柱の断面が楕円形でこれも他には例のないもの。彫刻による装飾が多いのも特徴。〈中略〉昭和10年に解体修理されています。平成11年3月 市川市教育委員会」

こちらも国の重要文化財、法華経寺法華堂。

※2022年6月撮影

案内板を見ます。

「建築年代 室町時代後期

構造形式 桁行五間 梁間四間 入母屋造 銅板葺 附棟札 五枚

法華堂は、法華経寺の本堂、釈迦・多宝両尊像が本尊。〈中略〉元は祖師堂と同じ地盤に建っていましたが、江戸時代中期の祖師堂建替でこの場所に移されました。外陣正面の扁額は本阿弥光悦によって書かれています。禅宗様式に和様を巧に取り入れた日蓮宗仏堂としては最古に属する重要な遺構です。平成11年3月 市川市教育委員会」

刹堂。鬼子母神と十羅刹女を安置しお題目による罪障消滅の霊場。

※2022年6月撮影

角度の強い入母屋造が魅力的。

※2022年6月撮影

広い境内に戻ってきました。

※2022年6月撮影

祖師堂の前に浄行菩薩堂があります。

※2022年6月撮影

宗祖日蓮聖人を祀る祖師堂は、江戸時代中期延宝6年(1678)建立。残念ながら工事中でした。

※2022年6月撮影

工事の覆いの中に入ります。

※2022年6月撮影

コンデジの威力、かなり暗いのですがこの様に綺麗に写りました。昭和62年から10年かけて解体修理が行われ建立当時の姿に復元されたと書かれていましたが、珍しい比翼入母屋造を見ることはできませんでした。

※2022年6月撮影

神仏のシャワーをたっぷり浴びて心身ともに清浄、京成中山駅に戻りました。

※2022年6月撮影

では東中山駅に向かいます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。