建設中の新横浜駅へ

新横浜駅は相鉄・東急の共同使用駅となっており、コンコースのデザインは相鉄側・東急側で少し異なります

「ANA Blue Base」での見学を終えると、参加者らは豪華な昼食を挟み、次なる”舞台裏”相鉄・東急直通線の「新横浜駅」へ向かいました。

2023年3月開業予定の「相鉄・東急直通線」は、相鉄・JR直通線羽沢横浜国大駅から東急東横線・目黒線日吉駅を結ぶ約10キロの路線。東急側の新横浜~日吉駅間約5.8キロは東急新横浜線、相鉄側の羽沢横浜国大~新横浜駅間約4.2キロは、すでに相鉄・JR直通線として開業済みの西谷~羽沢横浜国大駅間約2.1キロとあわせて相鉄新横浜線となります。

相鉄・東急の直通により7社局14路線を結ぶ広大な鉄道ネットワークが形成され、東京~神奈川の往来に必要な時間が短縮されたり、東海道新幹線の発着するJR新横浜駅へのアクセスが良くなったりと様々な効果が期待されており、鉄道ファン的にも待ちに待った新線開業ということで注目を集めています。ツアーでは開業前の新横浜駅をJRTTの職員らが案内しました。

JRや市営地下鉄ブルーラインへの乗り換え案内
コンコースからホーム階へ降りていきます
地下4階部分にあるホーム階
ホームの端から地下鉄の線路上に降りて対面のホームへ移動。参加者はここで記念撮影もできました
同じ場所から反対側(日吉方)
東急新横浜線の行先案内 行先は渋谷・池袋・目黒・赤羽岩淵・西高島平
ワンマン運転への対応として、モニターでホーム上の様子を確認できるようになっています

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現在は電気設備等の工事もおおむね終わり、試験や調整を行っている段階で、秋ごろからは試運転も始まります。開業前の地下鉄駅を訪れるチャンスはなかなかないもので、ツアー参加者はJRTT職員の解説に聞き入りながら、新横浜駅の様子を物珍しそうに見学していました。

見学ルートにはコンコースやホームだけでなく、普段は立ち入ることのできない変電所、火災発生時などに役立つ排煙設備なども。「鉄道はどのように安全・安心な定時運行を確保しているのか」「異常時にはどう対応するのか」といった学びを得ます。その他にも地下鉄の線路に降りて記念撮影を行うなど貴重な体験が山盛りで、良い思い出になったのではないでしょうか。