草刈遺跡の中にあります【駅ぶら05】京成千原線263
※2022年9月撮影
トップ画像は、ちはら台駅の南、草刈の崖の上にある大宮神社の参道。
古くからある神社です。神社のある草刈地区にはちはら台造成の際に見つかった遺跡群があって旧石器時代から弥生以降までの住居跡や170近い古墳があった様です。
ネット上には遺跡に関するものが多くありました。長時間読んでしまう程面白かったので幾つか紹介します。
千葉県教育委員会「草刈遺跡群出土小銅鐸」
市原歴史博物館「草刈遺跡」
千葉県教育振興財団他「市原市ちはら台の発掘ものがたり」
石段を上がって瑞垣の中、神域に入ります。木の枝で鳥居の神額が隠れています。
※2022年9月撮影
カメラ位置、正面から外して鳥居の神額を写します。
※2022年9月撮影
真っ直ぐに参道を進みます。石灯籠が4対。
※2022年9月撮影
手水舎の手前まで来ました。
※2022年9月撮影
手口を清めます。この後は崖になっていて眼下に草刈遺跡が広がります。
※2022年9月撮影
ようやく拝殿に来ました。
国立国会図書館デジタルコレクションの大正15年刊「千葉県市原郡誌」876ページに大宮神社が記載されていました。
「大宮神社は村社にして、草刈區字本郷臺地にあり、地積三百九十坪、祭神は大宮姫命にして、毎歳陰暦九月十三日例祭を行ふ、境内末社、熊野、八坂、八劔、御霊、日枝、天神、大日神社あり。」
戦火などで元の社殿などが焼失。由緒などの資料も失われてしまった様です。(ネットに宮司市川氏への聞き書きがありました)
菊の御紋があります。宮中の平安を守る大宮姫命にご挨拶します。
※2022年9月撮影
拝殿の手前北側、末社がならんでいます。
※2022年9月撮影
右のちょっと低くなっているのが神額「社神正明」、明正神社です。
熊野神社、八坂神社、御霊神社と続きます。おゆみ野駅から行った熊野神社、ちはら台駅から行った御霊神社でしょうか。
※2022年9月撮影
右から、木の陰は上にも写っていた御霊神社、八劔神社、天満神社。学園前駅で行った八劔神社、京成千葉駅で行った天満宮を思い出します。
※2022年9月撮影
木陰でみえませんが、大日神社、日枝神社、山神社と続いていました。
※2022年9月撮影
参道の脇に力石(ちからいし)が三つありました。中央は三拾八貫(寛と彫られていますが)目です。120kg以上あります。すごい。ウエイトリフティングのオリンピック選手になれそうです。
※2022年9月撮影
京成千原線の【駅ぶら】は以上で終了。次回は、押上駅に行きます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京成電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。