歴史と構内の構造が複雑です【駅ぶら】06京王電鉄 京王線143
※2023年7月撮影
トップ画像は、「分倍河原駅」下りホーム。乗って来た特急電車が出発。【駅ぶら】カットは「前面展望」と別のスケジュールで撮影しています。
下りホーム駅名標。
※2023年7月撮影
駅は、1925年(大正14年)3月玉南電気鉄道株式会社が軌間1067mmで府中駅~東八王子駅間を開業した際に設置されました。当初駅名は「屋敷分」でした。当時の駅所在地名かな?
翌1926年(大正15年)12月京王電気軌道株式会社が玉南電気鉄道株式会社を合併。軌間を京王電気軌道に合わせて改軌して1928年(昭和3年)には新宿~東八王子間の直通運転が開始されました。
1928年(昭和3年)12月南武鉄道(現・JR東日本南武線)が「屋敷分」を開業。翌1929年(昭和4年)3月南武鐵道「屋敷分」との連絡のため京王電気軌道「屋敷分」は甲州街道際から現在の場所に移設されます。同年5月駅名を「分倍河原」に改称しました。
※参照
下りホームから新宿駅方面。
※2023年7月撮影
ホームから階段を下りて改札口に向かいます。
※2023年7月撮影
改札口、右はJR南武線との乗換口です。
※2023年7月撮影
駅の構造が分かり難いので京王電鉄のサイトから「駅構内マップ」を転載します。赤い矢印が上の写真のカメラ位置。
改札口の外から。上りホームには正面の階段で線路の下をくぐります。
※2023年7月撮影
きっぷ売場は、JRと京王線が並んでいます。
※2023年7月撮影
きっぷ運賃表。「分倍河原駅」の駅番号は”KO 25″。
※2023年7月撮影
駅正面。左にJR南武線の改札口があります。
※2023年7月撮影
角度を換えてもう1枚。
※2023年7月撮影
次回に続きます。
(写真・文/住田至朗)
※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。
※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。
※参照資料
・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)
・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他
下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました
・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)
・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)