「N700TypeA」のジオラマ風スイーツ、新幹線が見えるお部屋で楽しんで……絶景の「新横浜プリンスホテル」が芸術の秋に仕掛けるアートスイーツプラン
「のぞみ」と同い年のホテル、「新幹線スイーツ」の誕生は30周年がきっかけ

プリンスホテルは言わずと知れた西武グループのホテルブランド。景勝地に立地することが多く、客室からの眺望の良さが特長だ。最上級の「ザ・プリンスギャラリー」から上級ブランドの「ザ・プリンス」「グランドプリンス」などがあり、近年では宿泊に特化した「プリンス スマート イン」なども登場している。「プリンスホテル」はこれらの中ではリーズナブルな価格帯のブランドになる。
新横浜プリンスホテルが誕生したのは1992年3月20日。東海道新幹線の最速達種別「のぞみ」が登場したのは1992年3月14日のダイヤ改正時だから、ある意味では「のぞみ」と共に歩んできたホテルと言える。しかしこうした新幹線モチーフのケーキを売り出したのはごく最近のことで、これまではトレインビューを謳うのみだった。
きっかけは2022年、新横浜プリンスホテルの30周年だ。「のぞみ」が同じく30周年を迎えることから初代「のぞみ」用車両の「300系」をモチーフにした記念ケーキを企画し、JR東海にコラボレーションを持ち掛けた。「のぞみ」ケーキはその見事な造形と確かな品質でじわじわと人気を獲得し、9月の再販時に大ブレイクした。

その後も鉄道関係の企画は続く。同じ横浜に本拠地を構える相模鉄道と組み、「相鉄21000系」のトレインケーキや「そうにゃんルーム」を発売。ケーキ・「そうにゃんルーム」ともに大好評で終了したという。
新幹線アートスイーツステイプランは今秋限定の企画だが、今後も鉄道と絡んだ素敵な企画が打ち出されるかもしれない。「絶景」だけではない、新横浜プリンスホテルの新たな魅力に注目したい。


