※2024年2月撮影

トップ画像は「東松原駅」西側の踏切を南に歩いて、スーパーマーケットの手前を右(西)に曲がって歩いています。左のビル、1階に何かの店舗があります。

「文具店42」とあるので、文房具屋さんでしょうか。昔は商店街に文房具屋が必ずありました。最近はほとんど見かけなくなっています。

※2024年2月撮影

何よりも消費行動そのものを変えてしまった「100円均一ショップ」(100均)の影響が大きいと思われます。筆記具、ノート、ハサミやノリなど「100均」にならんでいるのです。

筆者が仲良くしていた地元武蔵小金井の文房具店も細長い賃貸ビルになってしまいました。息子さんが少し離れた場所で「レトロ文具」を売るお店を趣味でやっています。

閉店して当座は困りましたが、今はネットで、パラフィン紙も愛用の筆記具のリフィルやノートが買えます。すぐに届くので不便はありません。

「文具店42」の店内に入りました。筆者のイメージする文房具屋さんは、店内に息が詰まる程にビッシリと商品が並んいました。このお店はゆったりとした雰囲気です。

※2024年2月撮影

ソファまで置かれています。

※2024年2月撮影

店内の空間に余裕があります。商品はならんでいますが、ならべ方もゆったりしています。

※2024年2月撮影

こんな文具店があることを筆者は知りませんでした。オーナーが「好きで長く使いたい、魅力のある文具を飾る」というのがコンセプト。

※2024年2月撮影

筆者の好きなステッドラー(ドイツの文具メーカー)の鉛筆がバラ売りされています。これは嬉しい。

※2024年2月撮影

お店を始めたオーナーのGさん。42歳でお店を始めたので店名が「文具店42」なのだそうです。チャーミングなGさんに相談しながらクオリティーの高い文具を選ぶのは楽しいですよ。

※2024年2月撮影

筆者は、亡父が現地で買って半世紀以上使っていたゾーリンゲンの鉄のハサミを探していました。なかなか同じモノが見つからないので「100均」で買ったハサミを使っています。

でもGさんのお薦めでフッ素コートされたALLEXのステンレスハサミを購入しました。それとサツマイモで作ったスナックを2袋。(笑)

文具店ですがGさんが「止まらなくなる」と笑う「芋かりくん」も売られています。筆者は「のり塩」と「バター醬油」を選択。これ美味しかった、お酒に合います。

文具店をお暇してそのまま西に歩いています。お地蔵さんのお堂がありました。

※2024年2月撮影

正面から。

※2024年2月撮影

次回に続きます。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などは京王電鉄さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。

※参照資料

・『京王ハンドブック2022』(京王電鉄株式会社広報部/2022)

・京王グループホームページ「京王電鉄50年史」他

下記の2冊は主に古い写真など「時代の空気感」を参考にいたしました

・『京王電鉄昭和~平成の記録』(辻良樹/アルファベータブックス/2023)

・『京王線 井の頭線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一/アルファベータブックス/2016)