(画像:富士急行)

4月12日から開催している「2025富士芝桜まつり」。美しい芝桜の絨毯と富士山、それらを引き立てるフォトスポットの数々が話題ですが、イベントの魅力は芝桜だけではありません。今回は、富士急行のプレスツアーレポート後編として、2022年にオープンした「ピーターラビット イングリッシュガーデン」や会場内のグルメ情報、河口湖遊覧船「天晴」の乗船体験もお届けします!

【前編】
GWは約50万株の芝桜と富士山の競演「2025富士芝桜まつり」へ 芝桜の開花状況やおすすめの撮影スポットを一挙公開!
https://tetsudo-ch.com/13000380.html

おなじみのキャラクターたちを愛でながら散策を

配布しているガーデンマップを片手に、植物情報をチェックしながら散策するのがおすすめ

芝桜を堪能した後は「ピーターラビット イングリッシュガーデン」へ。イギリス人ガーデンデザイナーのマーク・チャップマン氏がデザイン監修を手がけ、ビアトリクス・ポターが、イギリスの湖水地方の農園を舞台に描いたベストセラー絵本の世界観を再現。首都圏最大級のイギリス式庭園で、富士山と庭園、キャラクターたちを一緒に撮影できるフォトスポットが人気です。こちらは、11月24日までの開催を予定しています。

庭園内では春から初冬にかけて、約300種類の草木や花々を鑑賞でき、代表的な草花にはQRコード付きの花名板が添えられています。QRコードを読み取れば、詳細情報を確認しながら草花を鑑賞することができます。

濃いブルーの花をたくさん咲かせる「プルモナリア ‘ブルー エンサイン’」は今が見頃

『ピーターラビットのおはなし』をはじめとする絵本シリーズのフレーズやアイテムなどを、キャラクターパネルとレイアウトしている「ピーターラビット ストーリートレイル」も見どころです。

ブック型看板を読めば、絵本を読んだことがない人もあらすじが分かるように展示されています

また、今年は芝桜が広がる一角に、ピーターラビットと写真が撮れる ARフォトが登場! さらに、取材時にはまだ設置されていませんでしたが、4月下旬にはキャラクターのフォトスポットが登場予定とのこと。カメラを片手に散策したいですね!

スマートフォンで看板のQRコードを読み込むと、右の写真のようにピーターラビットが芝桜のなかにいるような写真が撮れます!

絵本を体感できるギャラリーや展望塔もチェック

お土産を購入できるショップの奥には、ピーターラビットシリーズをテーマとしたギャラリーがあり、絵本の世界に入り込める空間が広がっています。

『こねこのトムのおはなし』や『かえるのジェレミーのおはなし』など、5つストーリーに入り込めます
ショップ&ギャラリーの隣にある、高さ約8mの展望塔
タワー内部の壁面にはさまざまなキャラクターのフレームが展示されています
展望塔からの眺望。天気がよければ庭園越しに富士山を見渡せる絶景スポットです

ピーターラビットの世界が広がるレストランでランチ!

芝桜やイングリッシュガーデンを散策したら、あっという間にランチタイム。ピーターラビット イングリッシュガーデン内レストラン「The Café」では、作品の世界観をイメージしたメニューやイギリスにちなんだメニューを味わうことができます。

ガラス張りの開放感がある店内。おなじみのキャラクターのシルエットがかわいい!
「マグレガーおじさんの採れたて野菜のブーケサラダ」(写真左上)など、原作ファンなら名称だけで気になるメニューばかりで目移りしてしまいます。花(デイジー)をイメージして作ったという「ブルームパイ」(右上)や「アフタヌーンティーセット」(右下)も美味しそう!
筆者は「ジマイマのエッグハンバーグ」をチョイス。半熟卵がのったハンバーグプレートで、あひるのジマイマの巣ごもりをイメージしているのだとか。彩り豊かな見た目に加え、ハンバーグの下にはマッシュポテトが隠れていてボリュームも大満足でした!

山梨のご当地グルメに写真映えするフードも充実!

「富士芝桜まつり」会場は、気軽に食事を楽しめるスポットも充実。「吉田のうどん」「甲州モツ煮」「ほうとう」「甲州ワインビーフ和牛串焼き」など、魅力的なご当地グルメのキッチンカーがずらりと並んでいます。
テイクアウトしたフードを食べることができるテーブルや椅子もあり、食事や休憩にぴったりです。

筆者が選んだのは、ふわふわ食感の「富士山はんぺん」や竹炭で色を付けているという「富士山溶岩からあげ」、コシの強い麺に削り粉をたっぷりとかけた「富士宮焼きそば」、山梨名物・桔梗信玄餅をトッピングした「桔梗信玄餅ソフト」
「フジヤマクッキーキッチンカー」では富士山型のベビーカステラを串刺しにした「フジヤマハニーカステラ」を。さくら串・いちご串・抹茶串の3種類。持ち帰りやすい袋入り(プレーン)の販売もあります

河口湖遊覧船「天晴(あっぱれ)」に乗船!

船の出航時にほら貝の音が聞こえてきて、思わず戦国武将気分に

芝桜を楽しんだ後は、「河口湖駅」から徒歩約10分の河口湖遊覧船乗り場へ。河口湖駅は富士急行線の終着駅で、富士本栖湖リゾートから河口湖駅までバスが出ています。

今回乗船する「天晴(あっぱれ)」は戦国時代、甲斐武田軍に属していた水軍の軍船「安宅船(あたけぶね)」がモチーフ。武田軍の家紋「武田菱」の卸幕や陣幕、武田軍の甲冑を思わせる「赤備え」の配色が目を引く、純和風の遊覧船です。

「天晴」は1日16便、30分間隔で運航しています

河口湖桟橋からスタートし、逆さ富士の名勝地「産屋ヶ崎」を通って「河口湖大橋」の下をくぐります。「御坂山脈」を見渡し、富士五湖唯一の島「鵜の島」周辺でUターン。初夏のラベンダーで有名な「八木崎公園」近くを通りながら、再び河口湖大橋をくぐって桟橋へ戻る、20分間の湖上クルージングです。

1階の船内客室前方、50インチの大型モニターに映し出されたルートマップ

早速乗船すると、1階は畳の間をイメージした船内客室と、自動開閉式の屋根付きスペースとなっていました。2階は富士山や河口湖を一望できるデッキスペース。天気がよければ、展望デッキで360℃のパノラマビューを堪能したいところです。

取材時は風が強かったため、1階の船内客室も人気でした

ちなみに、船内では軍配や羽織などの小物を貸し出ししています。戦国武将になりきって記念撮影をしてみては?

羽織は大人用も子ども用もあり、家族で記念撮影ができそうです
河口湖大橋を抜けると富士山の姿が!
「鵜の島」周辺でUターンして戻ります

見頃の芝桜やイギリス式庭園を見て、撮影して、グルメも満喫できる「2025富士芝桜まつり」。河口湖畔まで足を伸ばしても都内から日帰りできますし、1泊して周辺の観光スポットを巡るのもよいでしょう。この春は富士山麓へ出かけてみてはいかがでしょうか?

ピーターラビット&🄫FW&Co.,2025
文/注釈のない写真:斎藤若菜

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