見て、さわって、体験して、 鉄道がもっとすきになる

今日*オープンの、京都鉄道博物館。

「見る、さわる、体験する」がテーマになった展示には、こどもから大人まで楽しめる仕掛けがいたるところに散りばめられています。



展示車両はぜんぶで53両。

エントランスホールを入ってすぐのプロムナード入り口。
0系新幹線もここに展示されています。

プロムナードを入って行くと、寝台車、食堂車の展示と続きます。


ナシ20形では、オープン後お弁当などの軽食の販売が予定されています。


お弁当は種類がたくさん。


0系を模した入れ物がかわいいお子様ランチ弁当など、人気になりそうですね。

食堂車に続いているのはDD54機関車です。
プロムナードを通り抜けて、いよいよ本館1階へ。

入って右側では、鉄道の歴史を丁寧に紹介しています。

突き当りには、昭和の駅の風景をノスタルジックに再現したコーナーが。

駅前の商店をのぞき、改札を通って、キハ車両へ…。

雰囲気満点です。

その横、1F中央うしろのコーナーには、車軸やブレーキ装置などの展示があり、
車両のしくみが解説されています。


メインフロアの一番奥には、営業線とつながった引込線があります。

トワイライトのサロンカーが展示されていました。
2階には、鉄道ジオラマや運転シミュレーターがあります。

定員制のジオラマショーは、オープン前の内覧会でも行列に。

制服を着て運転体験ができるコーナー。特に人気がありそうですね。

鉄道に関連した映画や書籍、絵画などを紹介する展示もありました。


(最近読んだばかりの『マレー鉄道の謎』を発見!)

お隣のコーナーは貨物輸送がテーマです。


2F吹き抜けの奥では、今昔の駅の改札を比べてみることができます。

旧駅側の、旧形客車オハフ33形モックアップ前。

「ああ、懐かしいなあ……」
前のかた、思わずつぶやいてしまったようです。

大きな窓から手前に京都線、奥には東海道新幹線を望むことができるレストランも2階にあります。

メニューはこんな感じ。

窓際のテーブルは、座った時に新幹線と同じ目線の高さになるように工夫されています。

約250席あるそうですが、窓際は人気が高そう…。

オススメは角の席です。迫力ある眺め!

最上階のスカイテラスへあがれば、貨物駅も丸見えです。

晴れた日には京都の町並みがずっと遠くまで見渡せます。

スカイデッキとおなじ3階の館内通路にあるギャラリーからは
1Fに展示されている車両の屋根が見られますよ。

ちなみにギャラリー通路の窓は、外側からみると可愛いの。

見てみて、窓のところ! 気がつくかな?

話題の<トワイライトプラザ>は、プロムナードから中庭をはさんだところにあります。
大正時代に建てられた、旧京都駅の1番ホーム鉄骨屋根が利用されています。

筆者も一度だけ乗った、思い出の車両。綺麗に展示されてあり、嬉しくなりました。

トワイライトプラザの隣はSL第二検修庫になっています。
本館2階と連絡する、階段状の歩行者デッキから中をのぞくことができますよ。

デッキを降りれば、左に広がる梅小路蒸気機関庫。圧倒されてしまいます。

開館に合わせて完成したというSLスチーム号も控えていました。

このつばめマークの機関車に乗って、10分ほど公園の中を旅することができます。
(追加で乗車料金がかかります。大人200円、小人100円)


営業線の真横を走るので色んな意味でヒヤヒヤします。

あっ

あああっ!

…の連続となること必至なので、カメラの蓋はとっておきましょう…。

扇型の機関車庫の中を見学してみます。

間近で見るとさらに迫力満点です。うう、イカツイ…。

可愛いのもありました。
しかしあなどることなかれ。こちら明治生まれ、その名も「義経」号です。渋い!

また扇型機関庫では、整備士さんの作業を目の前で見ることが出来ます。

車庫裏の旧二条駅舎。中にミュージアムショップも併設されています。


来館記念に、おみやげに。京都鉄道博物館オリジナルグッズはいかが?


とにかく広くて大きな展示は、何度回っても新しい発見があります。

ああまた見にいきたい…。

見て、さわって、体験して。
ここで1日中遊んだら、きっとあなたも鉄道のトリコです。

~補足:京都鉄道博物館への行き方~
■京都駅からバスで約13分
京都駅北口バス乗り場よりバスで10分、「梅小路公園・京都鉄道博物館前」または「梅小路公園前」下車後、徒歩3分。
■JR京都駅から徒歩で約20分(←オススメ!)
結構歩きますが、天気の良い日は公園を通って歩いて行くのがおすすめです。
京都駅から大宮通りへ出て、公園入口から梅小路公園・芝生広場へ。

道沿いには機関車や新幹線を模した像が!

全部でいくつあるのでしょう〜。数えていくのも楽しいです。

芝生広場の先、京都水族館の横には<市電ひろば>があり、
軽食も販売されています。

ハードな<カリカリつりわパン>季節によって限定のフレーバーがありますよ。

寄り道も楽しいですが、待ち合わせに遅刻しないように気をつけてくださいね!
<おわり>
*オープン日: 2016年4月29日(祝・金)