【私鉄に乗ろう 27】松浦鉄道 西九州線 伊万里〜佐世保 その4(6)
はい 正解は「つきのかわ」駅でした 所在地名ですが知らなければ まず 読めませんよね
調川の駅名標にある様に、次は松浦駅です。スプリング・ポイントではありませんよ。
大きな駅の様です。
島式ホーム1面2線と単式ホーム1面1線です。
駅名標も見えてきました。松浦駅です。1933年(昭和8年)開業当時は「志佐駅」でした。1959年(昭和34年)駅名改称。
交換列車が来ました。島式ホームの反対側に着きます。
運転士さんが「これは、一番古くて、1両しかないタイプだよ、写真撮っておきな!」と言ってくれました。1998年(平成10年)に1両だけ製造された松浦鉄道MR-400形気動車です。
出発します。多くの線路が単線に集約されます。
志佐川を渡ります。道床があります。コトコトとゆっくり走る気動車。どこか夢の様な風景です。
発電所が見えます。この辺りでは、乗客は筆者一人。運転士さんのお話しをたくさん聞きました。何と「旧国鉄の釜焚き」から仕事を始めたとのことです。蒸気機関車の時代。長く関西に住んで、今も娘さんたちは関西だそうです。関西生まれの筆者と阪神パークの流れるプールとかレオポンの話で盛り上がりました。ひとしきり関西の話を懐かしそうにしてもらいました。たぶん、年齢も近いので、更に親近感を持っていただけた様です。
国鉄の分割民営化の時に労組だったので旧国鉄をクビになったそうで、故郷に帰って松浦鉄道に勤められたとのことです。それも、もう30年前の話です。とにかく、この故郷は魚も美味いし、長閑で最高だよ!と言いながら、ワンマンの「次の駅告知放送」を乗客が筆者だけなので「あ 忘れた」とか、二人で笑いました。ちょっと寂しいですが、実害はありません。
松浦発電所前駅に着きました。「これは最近できたんだよ」と運転士さん。それでも1989年(平成元年)ですよ。
駅名標。「まぁ、ほとんど乗り降りはないねぇ」とのこと。
こーいう暗い森の中も走ります。運転士さんは、旧国鉄時代の蒸気機関車で松浦線を走った時の苦労をすごくリアルに思い出して話してくれます。「いや、気動車になってどれ程造作ないか」が運転の動作を示しながら解説されるので説得力があります。蒸気機関車では簡単に登れない勾配が続いたそうです。
スプリング・ポイントがあるので列車交換可能な駅、御厨(みくりや)駅です。
お客さんが待っていました。島式ホーム1面2線、1935年(昭和10年)開業。
駅名標。所在地名です。
西木場駅。1990年(平成2年)開業。同年開業グループ(里、鳴石、波瀬/1991、福島口、鷹島口、前浜)駅と共通デザインです。
駅名標。運転士さん曰く「コンビニが丘の上!で不便だよ」とのこと。
と、楽しく進行しています。次回【私鉄に乗ろう 27】松浦鉄道 西九州線 伊万里〜佐世保 その5(7) に続きます。
(写真・記事/住田至朗)