東京駅「銀の鈴」歴代4代を並べて公開、6月17日まで

2018.05.29

東京駅の「銀の鈴」、初代から4代までが並ぶ――。

東京駅の待ち合わせ場所として親しまれている「銀の鈴広場」で5月28日、「銀の鈴」初代から4代目までのすべてを公開する除幕式が行われ、JR東日本 小池邦彦 東京駅長(常務執行役員 東京支社)、鉄道会館 井上進 代表取締役社長が登壇した。

歴代の「銀の鈴」がひとつの場所に集結することは、誕生50年の歴史でも初めて。

また、自然劣化で消失した初代「銀の鈴」を、当時の写真にもとづいて復元。現役のJR東京駅員たちが、50年前と同じ工法で制作した。

「今のように携帯電話がなかった時代に銀の鈴は誕生し、待ち合わせ場所として好評でした。今後時代が変わっても、銀の鈴に集っていただきたく思います」(小池駅長)

「グランスタは開業以来、銀の鈴と共に成長してきました。お客さまに支えていただき、多くの方の思い出が詰まった、銀の鈴をこれからも大切にしていきます。」(井上社長)

この4つの「銀の鈴」の公開は、6月17日まで。

「銀の鈴」とは―――

「銀の鈴」は1968年6月10日に誕生。当時の東京駅は東海道新幹線の誕生にともない利用者が増加し、待ち合わせに困る人が現れた。

そこで「待ち合わせ場所として、巨大な銀色の“神社鈴”をつり下げたらどうか」と当時の東京駅 関口要之助 乗客助役が提案。

初代「銀の鈴」が竹と和紙による手作りで制作され、東京駅構内1階に設置された。

その後、好評により鋳銅製の2代目が1969年に、3代目は1985年に設置され、1994年に北陸新幹線の乗入れなどによる東京駅改良工事に伴い地下1階に移転。

現在設置されている4代目「銀の鈴」は、2007年10月25日の「グランスタ」開業にあわせて、当時の東京藝術大学学長で金工作家の 宮田亮平氏のデザインにより誕生した。

直径は80cm、重量約70kgのアルミ合金製で、毎時0分に鈴の音をイメージしたメロディーが鳴る。

初代銀の鈴

設置:1968年(昭和43年)6月10日
場所:東京駅構内 東海道新幹線南乗換改札前(八重洲ホール)
素材:竹・和紙・銀紙
寸法:直径70cm、高さ72cm

2代目銀の鈴

設置:1969年(昭和44年)11月24日
仮設:1968年(昭和43年)12月15日
場所:東京駅構内 八重洲中央改札前
素材:鋳銅製(クロームメッキ)
寸法:直径70cm、高さ72cm、重量70kg

3代目銀の鈴

設置:1985年(昭和60年)2月19日
移転:1994年(平成6年)8月22日
撤去:2007年(平成19年)10月11日
場所:東京駅構内1階 中央待ち合わせ場所
素材:鋳銅製(銀メッキ)
寸法:直径70m、高さ92.3cm、重量80kg

4代目銀の鈴

設置:2007年(平成19年)10月25日
場所:東京駅構内 八重洲中央地下中央改札口付近
素材:アルミ合金製
寸法:直径80cm、重量約70kg
作家:金工作家 宮田亮平氏


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