JR東日本 山田線宮古ー釜石間復旧工事の進捗を発表
※写真はJR東日本ホームページより
2011年3月11日に発生した東日本大震災により山田線宮古ー釜石間の55.4kmが不通になっている。
この55.4kmのうち21.7kmが浸水、13駅中4駅(陸中山田、織笠、大槌)、線路の10%、橋梁7箇所(第37閉伊川橋梁、第1織笠川橋梁、第2織笠川橋梁、浪板川橋梁、大槌川橋梁、小槌川橋梁、片岸橋梁)、盛り土10箇所が破壊された。
鉄道系エッセイも多く出版している政治学者の原武史氏は三陸鉄道が努力して早期に全線復旧を成し遂げたのに対し、JR東日本は山田線の復旧に時間がかかりすぎている、と再三批判をしていた。
BRTによる仮復旧など曲折を経て、JR東日本日本は2014年3月に宮古ー釜石間の鉄道全線を復旧した上で、運行事業を三陸鉄道に、鉄道施設を沿線4市町に無償譲渡し経営移管すると発表した。
2015年12月に岩手県、宮古市、釜石市、山田町、大槌町などがJR東日本の提案受け入れを表明した。
JR東日本は2015年3月から復旧工事を実施しており、2018年度には全線復旧する予定。
※写真はJR東日本ホームページより
一方、同じ山田線の山岳地帯盛岡ー宮古間でも不通、復旧工事区間があり、このエリアの完全な復旧ににはしばらく時間がかかりそうだ。
※写真はJR東日本ホームページより