Azabu University

獣医学部(獣医学科/動物応用学科)と生命・環境科学部(臨床検査技術学科/食品生命科学科/環境科学科)の2学部で構成される麻布大学は、8月3・4日の土・日曜にオープンキャンパスを実施する。両日とも開催時間は10~16時。

おもなプログラムは大学概要説明(浅利昌男学長)、各学科説明、保護者対象説明会、在学生・教員による個別相談、学費・奨学金・就職相談、産業動物レプリカコーナー、学食体験(無料)など。

<麻布大学 2019オープンキャンパス>
https://www.azabu-u.ac.jp/exam/opencampus.html

動物や人間の体験コーナーもいろいろ

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また体験コーナーも充実。3日は、産業動物診療体験、動物の行動観察で分かることって何だろう、超音波検査をやってみよう、ヒトの味覚や触覚の感受性を測定してみよう、魚の寄生虫を採取してその動きを観察しよう、目指せ水のにおいマスターなどが。

4日は、哺乳動物の精子や胚を見てみよう、ラットの肝臓のヘマトキシリン・エオジン染色、和食の出汁を用いてうま味の相乗効果を体験、エックス線で身の回りの物質の元素をはかる、身の回りの化学物質の毒性をさぐる、といった体験コーナーを展開する。

いろいろな公開授業で麻布大生を体感

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また公開授業も3日と4日で内容が異なる。

3日は、「病気を知るための病理学」 (獣医学科 上家潤一先生)、「環境を正しく捉えて未来に繋げよう」(環境科学科 中野和彦先生)、「病気の発見に役立つ血液細胞検査」(臨床検査技術学科 本田晃子先生)、「抗体を用いた分析・バイオイメージング技術(農薬から細胞まで)」(食品生命科学科 三宅司郎先生)、「イヌの社会行動の成り立ち」(動物応用科学科 久世明香先生)などを公開。

4日は、「犬と猫のがん治療~これまでの進歩とこれからの展望~」(獣医学科 高木哲先生)、「フィールドの寄生虫生態学入門:どこにどんな種がどれくらい?」(環境科学科 片平浩孝先生)、「健康診断における臨床検査について」(臨床検査技術学科 曽川一幸先生)、「食生活のなかの避ける油と摂るべき油」(食品生命科学科 守口徹先生)、「筋肉と食肉は同じ肉でも何が違うの」(動物応用科学科 水野谷航先生)などを公開する。

昨年注目を集めたサイエンスカフェはことし4日に開催

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また4日には「ヒトと動物の健康社会をめざす動物共生科学」をテーマにしたサイエンスカフェ(15:40~17:00/カフェテリアさくら)を開催。

「動物共生科学の創生による、ヒト健康社会の実現<地球共生系「One Health」>」プロジェクト(文部科学省選定)を展開する麻布大学では、学部・学科を超え「イヌを代表とする動物との親密な社会的かかわり、すなわち共生がなぜ成り立つのか」、「共生による動物由来の微生物叢(びせいぶつそう)がヒトの健康の推進にどれほど影響するのか」を「これらの動物との共生のメカニズムを分子生物学的に明らかにする」という研究プロジェクトが進行中。

サイエンスカフェでは、こうした研究プロジェクトの一部を、高校生・保護者・高校教員(大学生・教職員も参加可)・一般など、対象者を限定せず分かりやすく紹介する。

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By tokyo chips staff