見た目がスゴイ! 富山地鉄全駅探訪6【50代から始めた鉄道趣味】97
※2019年7月撮影
次の東新庄駅に着きました。
一見してあっけにとられました。
※2019年7月撮影
見るからに奇妙な造形の木造駅舎です。このファサードの「巨大なひし形」はいったい何のためにあるのでしょうか。装飾というには建物に占める割合が大き過ぎますし、プロポーションも奇矯と言わざるをえません。本屋の右側に「HIGASHI SHINJO」とアルファベットの駅名も表示されています。富山地方鉄道木造駅舎で見た横文字はここだけです。
※2019年7月撮影
斜めから見るとその異様なプロポーションが分かります。明らかに「ひし形」はエントランスの上屋、雨よけの庇が巨大化したものの様です。しかし「ひし形」の下の部分が無ければ屋根の位置が高すぎて雨よけにならないのです。支えている柱も、駅出入口のドアと大きさを比べて見てください。いささか武骨というかオーバーサイズです。
1931年(昭和6年 駅の開業)時の駅舎は昭和20年(1945年)の富山大空襲で焼けてしまい、昭和26年(1951年)に再建された駅舎です。しかし70年近い頃には「とんでもなくモダン」だったのではないでしょうか?
※2019年7月撮影
最初は驚きましたが、しばらく眺めていると独特な「魅力」があることに気付きます。むしろ圧倒的な存在感で建物が迫ってくるのです。とにかくこの外観にノックアウトされました。
駅舎に入ると90度右にホームへの改札口があります。ICカード専用改札機が設置されています。訪問した日は平日なので駅員さんは7時から20時までいます。
※2019年7月撮影
左手が正面出入口、作り付けの木製ベンチの待合室になっています。改札は背後です。
※2019年7月撮影
入場券(200円)を買ってホームに出ます。改札口を出ると正面に下りの2番ホームへの階段があります。写真は2番ホームに上がって上から撮っています。右に構内踏切。駅舎が線路に対して角度をつけて建てられているコトが分かります。
※2019年7月撮影
下に降りて、改札口から左を見ると構内踏切です。渡ると電鉄富山駅方面の上りホーム。
※2019年7月撮影
構内踏切を渡って下り1番ホームの横からホーム全体を撮ります。ホームはカーブしてします。右の2番ホームの手前に駅舎があります。踏切の警報が鳴り始めました。遠くに下り列車が近づいて来るのが見えました。
※2019年7月撮影
踏切から宇奈月温泉行方面からの上り列車です。列車交換をするのです。
※2019年7月撮影
この位置で停車。上りは電鉄富山駅行、下りは行先表示が見えません。
※2019年7月撮影
先に下り列車が出発しました。普通立山駅行です。
※2019年7月撮影
長くなるので次回に続けます。
(写真・記事/住田至朗)