地下の成城学園前駅を出るとひたすら登ってゆきます。トップ画像の急行線を走る急行新宿行に抜かれました。成城学園前駅を出ると江ノ島線で特徴的だったアーチ型の架線柱になっていました。流石に複々線なのでまん中に支柱があります。

地下駅からそのまま高架線に上ってゆくのです。

高架線になってようやく水平に走ります。

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成城学園前駅から1.0kmで祖師谷大蔵駅。上下急行線をはさんで相対式ホーム2面2線です。

ここからは新宿駅から各駅に降りながら撮影して祖師谷大蔵駅まで戻って撮った写真です。下りホーム。ロマンスカーが小田原方面に向かって急行線を通過します。

こちらは同じく下りホーム、新宿方面を見ています。

駅名標。祖師谷大蔵駅も1927年(昭和2年)小田急小田原線開通時に開業しています。1994年(平成6年)成城学園前駅~梅ヶ丘駅間の高架複々線化工事が始まりました。工事は2004年(平成16年)まで10年に渡って行われました。その間、2000年(平成12年)には現在の駅舎が完成しています。

開業した頃、駅の場所は、北多磨郡千歳村大字下祖師谷と北多磨郡砧村大字大蔵にはさまれていました。それで祖師谷大蔵駅になったのでした。駅所在地は、現在、世田谷区祖師谷1丁目です。

この辺りが高架化される以前、筆者が上祖師谷に住んでいた頃、散歩が趣味でした。仙川沿いに成城学園の横まで歩いてきて、馬術部の馬場(現存しません)を過ぎて、仙川を渡り、小田急線の踏切(現存しません)も渡って、祖師谷通まで進みます。旧円谷プロ本社(現存しません)に立つウルトラマン(モチロン現存しません)に挨拶をして、日大砧キャンパスの横を抜けてファミレス(現存しません)の辺りで世田谷通りに出て、大蔵団地前交差点を渡って南下、世田谷総合運動場のプールまで上祖師谷の自宅から1時間くらい歩いていました。ゆっくり歩くと90分でしたね。真夏などは自転車で来ていました。自転車なら30分かからないのです。プールは夏は屋根をオープンして太陽を浴びる状態、冬は閉めて温水プールでしたから1年中、時間がある時は散歩がてら世田谷総合運動場プールに通っていました。足を伸ばしてNHK技研など辺りも散歩しましたね。

その頃の祖師谷大蔵駅を覚えています。地上駅でした。とにかく駅周辺の道路が狭くて慣れないと道に迷うのです。まぁ、祖師谷大蔵駅北側の商店街(なかなかディープで魅力的でしたよ)を延々と北上すれば京王線の千歳烏山駅に着きますから、そちらも散歩コースにしていました。

京王線の反対側、甲州街道沿いの烏山中学校に一般が利用できる温水プールがあることに気付いて、こちらなら徒歩10分もかからないので専らこちらのプールに行く様になって、祖師谷大蔵方面に歩いてゆくことがなくなりました。20年近く昔のことになりますが。

長い余談でした。

祖師谷大蔵駅の改札口は一ヵ所です。

改札口の外から。

改札口を出ると左側に箱根そば。

北側の出入口です。

昔は無かった駅前広場がありました。ソコではウルトラマンが街を守っています。

高架下から改札口を見ています。背中が小田原側になります。

南側から見るとこんな感じですね。高架下の通りが祖師谷通りになります。真っ直ぐ北に行くと木梨サイクルの前を通り塚戸十字路を経て京王線千歳烏山駅に通じています。徒歩50分くらいかな。

無闇矢鱈に歩き回っていた時代を懐かしく思い出します。次の千歳船橋にも友人が住んでいました。

【駅ぶら01】小田急江ノ島線39 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)