駅名標。1927年(昭和2年)小田原急行鉄道(現・小田急電鉄)新宿駅~小田原駅間が開通。小田原駅開業。1934年(昭和9年)に1918年(大正7年)に着工された丹那トンネルが完成し東海道本線が正式に小田原駅、熱海駅経由になります。このことで小田原駅の地位が劇的に向上します。1948年(昭和23年)小田急ロマンスカー運行開始。2003年(平成15年)小田原駅新駅舎供用開始。2006年(平成18年)箱根登山鉄道車両の小田原駅乗入れが廃止され三線軌条が検車区のある入生田駅までに短縮されました。小田原駅~箱根湯本駅間は小田急車両による運行に統一されました。2018年(平成30年)箱根登山鉄道小田原駅~箱根湯本駅への小田急小田原線の乗入れがロマンスカーを除いて行われなくなりました。箱根湯本駅には小田原駅での乗換が必要になったのです。

各駅停車新松田行まで時間があるので箱根登山鉄道の方に行きました。11番ホームが箱根登山鉄道ホーム。10月の台風で箱根登山鉄道箱根湯本駅~強羅間は不通になっています。このコラムを書いている11月25日の時点では、2020年秋の復旧を目指すと発表されています。

小田原駅と箱根湯本駅間は、小田急1000形車両4両編成が箱根登山鉄道の外装デザインで運行されています。

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箱根登山鉄道11番ホームからは小田原城が見えます。

09:35発の急行新宿行がじきに発車します。まだ各駅停車は入線していません。

09:39発の新松田行各駅停車が入線しました。

では、小田原線を相模大野駅まで乗ってゆきます。

ここからは3時間以上前に小田原駅から相模大野駅まで撮った前面展望です。まだ朝陽が斜光状態。右はJR東海道本線。小田急小田原線は東京方面に戻りながら左にカーブします。

東海道新幹線の高架下をくぐって北上します。

不思議な場所にシーサス・クロッシングがあります。特に信号所というワケではありません。

少し右にカーブして東に向かいます。って朝陽は逆光じゃないですか!筆者は自分の愚かさに舌打ちしました。東に向かうなら夕方に撮影しろよ~。

とりあえず逆光にはなっていないので前面展望を継続。線路の微妙なアップダウン、筆者はこの感じが好きで前面展望を撮っている様なトコもあります。

足柄駅です。小田原線開業時に車庫があった名残で多くの留置線があります。小田原駅から1.7km。

留置線は小田原駅側と新宿駅側両方に広がっています。

朝の通勤・通学ラッシュ時間です。上りホームにはお客さん。右の下りホーム、各駅停車小田原行はそれほど混んでいない様です。

さて、次回は初めて足柄駅に降ります。【駅ぶら01】小田急線54 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)