※2014年7月撮影

トップ画像は、根室本線滝川発釧路行2429D列車に乗ると2010年(平成22年)4月から釧路駅で発行してくれた「完全乗車証明書」です。308.4kmを8時間25分かけて走ります。

裏面です。2020年5月現在ここに記載されている、島ノ下駅(2017年信号場に)、羽帯駅(2018年廃止)、稲士別駅(2017年廃止)、上厚内駅(2017年信号場に)、直別駅(2019年信号場に)、尺別駅(2019年信号場に)、古瀬駅(2020年廃止)の7駅が廃止か信号場に格下げされています。

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※2014年7月撮影

2429D列車は、2016年(平成28年)のダイヤ改正で列車番号が2427Dに変更されました。

御存知の様に、2016年(平成28年)8月の台風10号の豪雨被害で富良野駅~新得駅~音別駅間が不通になりました。2020年5月現在も東鹿越駅~新得駅間が不通・代行バス輸送です。

JR北海道は、この区間の復旧断念と廃止、バス転換を示唆しています。

青春18きっぷ鉄道旅vol.12、6日目は2429Dで釧路に行くだけのシンプルな1日です。2429Dは滝川駅を9:37発なので朝もゆっくりしました。それでも8時半には駅にきました。写真は駅そばを食べた後の一服・深呼吸のタイミングで撮った駅舎正面です。幸い良い天気です。

※2014年7月撮影

ホームにはキハ40-1776が停まっていましたが、もちろん釧路行ではありません。奥には711系電車103編成が停まっています。

※2014年7月撮影

では滝川駅待合室の駅そばで朝食です。

※2014年7月撮影

ホーム側にも駅そばの窓口があります。横のベンチで食べても良いけど器が熱いから「ネコ手」の筆者にはシンドイかな。

※2014年7月撮影

ホームにはキハ40-781、奥の711系は105編成です。キハ40-781は、1980年製造時のオリジナル・ディーゼルエンジンDMF15HSAを搭載する貴重な車両でしたが、2018年(平成30年)に廃車・解体されました。

※2014年7月撮影

キハ40-781は、滝川行、つまり到着した車両でした。

※2014年7月撮影

ようやく釧路行が入線します。キハ40-1778。製造時はキハ40-154、ワンマン化で778、さらに延命改造(N-DMF13HZI/330PS機関、N-DW40液体変速機への換装、屋根上水タンクの移設など)されて1778です。

※2014年7月撮影

根室本線は滝川駅の北側から分岐します。入線したのと逆の方向に進むので尾灯が点きました。

※2014年7月撮影

行先標には「日本一長い距離を走る定期普通列車(2429D)」と小さく書かれています。

※2014年7月撮影

ワンマンで運行されます。

※2014年7月撮影

前照灯が点いて出発です。

※2014年7月撮影

では、8時間25分の旅、ゆっくりお付き合いください。

※筆者は既にコラムなどで今回の青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格などは2014年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)

2020年7月7日追記:本文中に一部適切でない表現がございましたので、確認のうえ記事内容を修正させていただきました。(鉄道チャンネル編集部)