サムネは去年七尾線に乗った時の写真。

2020年10月3日(土)は様々な鉄道トピックスが重なった日。自分はSL大樹「ふたら」初めての営業運転(東武)を取材しに行きましたが、七尾線ではついに521系がデビュー。ダイヤ修正も行われています。半蔵門線用の新型車両18000系の甲種輸送も引き続き行われているようです。

SL大樹「ふたら」は大盛り上がりでした。タイミングの問題で記事には書きませんでしたが、帰りの東武特急きぬ142号・浅草行はツアーのお客さんもいたため満席に。鉄道需要も復活しつつあるとは聞いていますが、特急が満席なんて聞いたのは本当に久々のことです。土曜日ということもあり、関東から比較的近い日光へ日帰り旅行に行く方も多かったのでしょう。

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七尾線は津幡-中津幡間のデッドセクションで車内照明が落ちるのが好きなんですけど、521系だとこれなくなっちゃうのかなぁ。新型車両の導入でサービスの質が上がるのは純粋に喜ぶべきことですが、一方で質の向上とともに消えていく風景もあるわけで、そうしたものをきちんと記憶と記録に残しておきたいなとは常々思っています。

文:一橋正浩