※2020年7月撮影

トップ画像は、飯能駅1番ホームに到着した各駅停車、既に行先表示が池袋になっています。

【駅ぶら】カットは、島式ホーム1番ホーム・2番ホームからです。木のオブジェの様なものは、2019年(令和元年)3月に「ムーミンバレーパーク」がオープンしたことを受けて設置されました。ムーミンの生まれ故郷フィンランドのデザイナーによる造形装飾です。

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※2020年7月撮影

コンコース、階段、ホームに木を使用した膜天井やベンチ、造形物があります。

※2020年7月撮影

駅名標もフィンランド人デザイナーによる木のオブジェと組み合わされています。

※2020年7月撮影

飯能駅は、1915年(大正4年)開業。鉄道省による八高線の建設計画に合わせてスイッチ・バックして東飯能駅に向かうルートが採られました。吾野駅までが、1929年(昭和4年)に開業。東飯能駅は1931年(昭和6年)の八高線(当時は八高南線)の開通に合わせて開業。乗り換え駅になります。1969年(昭和44年)西武秩父線が開業すると飯能駅はホームの有効長が延長され、1989年(平成元年)橋上駅舎化され、新たに南口が設けられました。1992年(平成4年)南北自由通路完成。2019年(令和元年)には駅のリニューアルが完了しました。

特急などを除き、飯能駅で池袋駅方面と西武秩父駅方面の運行系統が分割されます。

ホーム端まで歩いて、左の西武秩父駅方面(単線)と右の池袋駅方面の複線を望遠レンズで激写。

※2020年7月撮影

4番ホームから快速急行元町・中華街行が出発しました。東京メトロの車両です。

※2020年7月撮影

複雑なシーサス・クロッシングを渡って池袋駅方面に進んでゆきました。

※2020年7月撮影

実は、この「列車がシーサス・クロッシングを複雑に渡ってゆく場面」に個人的に魅せられてしまいました。我にかえるまで思ったよりも長い時間眺めていました。爺が童心にかえったのです。(笑)

2・3番ホームに各駅停車西武秩父行が停まっています。池袋方面から到着する1・4番ホームの列車から直接乗り換えられる様になっているのです。

※2020年7月撮影

橋上駅舎の下(影の部分)に入ると西武秩父線直通用に設計された4000系電車4両編成がハッキリ見えます。

※2020年7月撮影

4000系電車は、独特のカラーリング。廃車された101系から主電動機や主制御器、ブレーキ装置などが流用されています。25パーミル以上の連続勾配が続く西武秩父本線用に抑速ブレーキ、発電ブレーキを装備。筆者は【駅ぶら】撮影で4000系には何度もお世話になりました。

橋上駅舎に上がると「ムーミンバレーパーク」のシャッター。

※2020年7月撮影

別に焦らせているワケではありません。ゆっくり行きます

(写真・文章/住田至朗)