新幹線車両のなかでテレワーク・リモートワークする時代がくるか―――。

JR東日本とKDDIは、新しい分散型まちづくり「空間自在プロジェクト」の実現にむけて基本合意。

同プロジェクトのコアシティになる品川開発プロジェクトを共同推進。分散拠点としてのサテライトシティ(日本各地)の開発、コアシティとその周辺でのモビリティサービス開発を検討し、共同事業化をめざす。

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計画のなかには、新幹線車両を使ったテレワーク・リモートワーク空間の構想も。

両社は2021年春以降をめどに、分散型ワークプレイスを実験的に開設し、プロトタイプの開発・実証実験を順次実施していく。リモート会議の急速な普及に対応すべく、新幹線でリモートワーク推奨車両の実証実験を行う構え。

この新幹線ワークプレイス実証実験は、新幹線車両の一部をリモートワーク推奨車両にして、個別の通信回線を提供し、働く場の機能としての利用者ニーズを把握するという。

新幹線ワークプレイスイメージのイラストには、ルーフ部までまわりこんだ大型曲面ガラスと、ボックス席が描かれている。ボックス席の中央には、14インチノートPCが複数台置けそうなサイズの片持ち式テーブルが張り出す。ドリンクホルダーもついている。

また、ボックス席と通路を隔てるパーティションもみえる。号車札は「1」。1号車(東京寄り)にこうした新造車両を組み入れるイメージか。

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