シーサイドライン金沢八景駅線路切り替えイメージ 画像:横浜シーサイドライン

横浜市が進める金沢八景駅周辺の街づくりで、駅に乗り入れる新交通システム・横浜シーサイドラインの線路切り替え工事が2021年2月14日に行われる。当日は始発から9時ごろまで、新杉田―金沢八景間の全線を運休してバス代行輸送するほか、JR東日本、京浜急行電鉄の鉄道、横浜市営バス、京急バス、横浜交通開発のバスに振替輸送する。

横浜市金沢区の金沢八景駅は、京急とシーサイドラインのほか国道16号線が集結する交通の要衝。横浜市は、駅東地区の土地区画整理事業や東西自由通路整備などで街づくりに取り組んでいる。

シーサイドラインは、駅改良で京急方向に約150m延伸。2019年3月に単線で開業した後、今回の線路切り替えで1面2線の終端駅になる。駅進入部は、2ヵ所の片渡りポイントが連続する軌道配置。事業費はシーサイドラインが整備する電気・信号設備などと、道路管理者の横浜市が受け持つ軌道桁や駅舎部分を合計して約76億円を見込む。

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切り替え工事は2月13日の終電運行後から始め、14日9時以降に新杉田発の列車から順次、運転を再開する。10時ごろには全線で運転できる見通し。悪天候の場合は工事を延期し、2月21日の同時間帯に実施する。

文:上里夏生