JRグループにそろえてダイヤが見直される東京モノレール 写真:waffle / PIXTA

東京モノレールは、2021年3月13日にダイヤ改正を実施する。JR東日本グループの同社は2020年末に終電の繰り上げを公表していたが、今回は詳細なダイヤを発表。朝通勤時間帯の等間隔運転のほか、データイムの列車運転本数を適正化するなど、利用客のライフスタイルの変化に呼応してダイヤを見直す。

モノレールは新型コロナで空港利用客が減少する一方、天王洲アイルや流通センターには相応の通勤需要があり、通勤しやすい列車体系に変更。終電時刻はモノレール浜松町方面の上りは浜松町到着時刻を17分、羽田空港第2ターミナル方面の下りは浜松町発発車時刻を16分早める。上りは羽田空港第2ターミナル発23時42分の普通、下りはモノレール浜松町発23時45分の普通が最終列車になる。

10~16時台のデータイムは、列車本数を毎時15本から12本に見直し、空港快速と普通をそれぞれ10分ヘッドで交互に運転する。空港快速、普通とも毎時1本ずつ増発。天王洲アイル、大井競馬場前、流通センター、羽田空港第3ターミナル、羽田空港第1ターミナルの途中5駅に停車する区間快速は運転を取り止める。

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朝通勤時間帯は、モノレール浜松町発7時~9時12分の列車を全て普通にして4分間隔で運転。8時台の運転本数は現行の18本から改正後には15本とする。

全体の運転本数は、平日が535本から改正後418本、土日曜日・祝日は507本から396本、空港快速は平日が98本から109本、土日曜日と祝日は132本から133本になる。

文:上里夏生