旭川~釧路間約400キロをキハ40形で10時間かけて走破! 「びゅう鉄」で鉄道ファン垂涎のツアー

JR東日本グループによる、鉄道ファン特化型のツアーブランド「びゅう鉄」が立ち上がりました。「鉄道愛を深める特別な旅」をテーマとしており、今回は旭川駅から釧路駅までの約400キロを「キハ40形」急行で約10時間かけて走破する鉄分高めのツアーを企画。4月28日から受付を開始しています。
旭川駅から釧路駅まで、約400キロのロングラン乗車!
旭川駅から釧路駅までの約400キロを、石北本線と釧網本線を経由するロングラン乗車で楽しめる、乗り鉄向けのプランです。石北本線内は「上川」「丸瀬布」「遠軽」「相内」「北見」「西女満別」「網走」、釧網本線内は「知床斜里」「摩周」「標茶」の各駅に停車します。
現地発着のプランと1泊2日・2泊3日のプランがあり、予算と希望に合わせてセレクトが可能。いずれのプランも、遠軽駅では遠軽名物を復刻した、ホテルサンシャインの「かにめし弁当」を、網走駅では地元網走産の低温殺菌牛乳を使用した、Cafe&Cake風花の「網走プリン」を味わえます。
稚内駅・根室駅周遊プラン

羽田空港から稚内空港に飛び、初日は宗谷岬などを巡りながら特急列車で稚内駅から旭川駅へ移動。2日目は旭川駅から「キハ40形 急行」で釧路駅まで大移動。最終日は釧路駅から根室本線で根室駅へ。納沙布岬に立ち寄ったのち釧路へ戻り、釧路空港から羽田空港へ移動します。6月5日出発の2泊3日プランです。
タウシュベツ川橋梁散策プラン

1日目は羽田空港から旭川空港への移動日。2日目は「キハ40形 急行」で釧路駅までの鉄道旅を楽しみ、最終日は特別列車で帯広駅へ。旧広尾線「愛国駅」や「幸福駅」、旧士幌線「タウシュベツ川橋梁」に立ち寄り、帯広空港から戻るルート。6月5日出発の2泊3日プランです。
札幌駅発着「ノロッコ川湯温泉号」プラン
札幌駅から特急列車で旭川駅へ移動し、「キハ40形 急行」で釧路駅へ。2日目は、釧路湿原の中をのんびりと走行する「ノロッコ川湯温泉号」に、釧路駅~川湯温泉駅まで往復全区間乗車した後、札幌駅へ。6月6日出発の1泊2日プランです。
【参考】釧路湿原楽しむ北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」 2025年度は4/26から運転開始!今年は「全車指定席」です
https://tetsudo-ch.com/12998645.html
その他、旭川駅から釧路駅まで「キハ40形 急行」で移動する、6月6日出発の現地発着プランも用意されています。
このツアーで乗車できるキハ40形の特徴は?
1977年から1984年にかけて製造された普通列車用気動車「キハ40形」。全国各地で運用されてきましたが、北海道で運用されたキハ40形は酷寒地仕様のため、冷気対策としてデッキを設置。また、本州の車両よりも小さな二重窓が装備されています。
今回のツアーで乗車できる1700番代は、酷寒地向けの100番代をワンマン運転化した形式である700番代に対し、エンジンの改造など延命対策が行われた形式です。
詳細の確認と予約は、JR東日本公式旅行サイト「日本の旅、鉄道の旅」内の特設ページから。「キハ40形」での鉄道旅をじっくりと楽しむ貴重なチャンスです!
(注釈のない画像:JR東日本びゅうツーリズム&セールス)
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