補助81号線(計画道路)整備にむけた工事がすすむ、都電 荒川線 東池袋四丁目~向原。

この610メートルの区間では、早稲田方・三ノ輪方の線路の両脇に約3.7メートルの歩道と約5.5メートルの車道を新設し、幅25メートルの歩道・車道・軌道(路面電車)一体空間をつくる工事が動いている。

この工事では、都電荒川線の既存線路の南側に仮線を設置し、既存線路部分に立坑をつくり、下水道の整備や架線柱センターポール化なども行う。

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まず3月6日夜間には早稲田方の線路を仮線に移す。その1か月後の4月17日夜間に三ノ輪方の線路を仮線に移していく。この線路移設工事は東鉄工業 板橋軌道工事所が施工する。

現時点で、既存線路の南側に仮線はほぼすべて出現し、営業中の本線と新設の仮線を分岐器などで結ぶだけの状態に。仮線側の架線柱も出現しはじめた。

工事は、東池袋四丁目電停側から日出工区・水窪工区・坂下工区・春日工区と4工区にわけ、この区間にある早稲田16号踏切や同14号・12号踏切を2月から通行止めにしてすすめる。

この補助81号線(計画道路)整備事業と同じく、都電荒川線の荒川遊園地前~小台の間でも補助90号線整備事業が先行して行われ、線路を仮線に移しながら道路を整備する同様手法ですすめられた。

現在、都電荒川線 荒川車庫電停付近から町屋電停付近まで、線路の両脇に自動車道路が並走する空間がほぼできあがっているのを、Googleマップでも確認できる。